胆沢若柳の徳水園で２２日、日本最大級の「円筒分水工」の放水式が行われた。胆沢扇状地の穀倉地帯を潤す水が勢いよく流れ出し、農作業シーズンの本格化を告げている。
　円筒分水工は、上流の胆沢ダムからの水を農業用水として配分する施設。９月１０日までの間、胆沢平野の水田約９２００ヘクタールの約８割に当たる約７３００ヘクタールへ水を届ける。

【１面】
ＩＬＣ誘致　国民的機運醸成に力　ＦＣＣの動向踏まえ（県推進本部）
穀倉地帯へ勢いよく　豊作祈り放水開始（胆沢・円筒分水工）
データで知る岩手県　「県勢要覧」を発行（県）

【総合・グラフ】
１７団体総勢８００人　市街地揺らす（奥州前沢春まつり）
稚児行列や神輿　かわいらしく優雅に（金ケ崎火防祭）
全国の人身被害　過去最多を更新　クマ「管理鳥獣」に指定　捕獲、調査へ国交付金（環境省）
県内企業３月短観　２期連続の悪化に（日銀盛岡）

【社会面】
１５００席埋めてみせる！　地元拠点に音楽活動　１５周年のツジヤマガクさん　Ｚホールで１０月コンサート（水沢）
活動伝える機会に　ＷＳ振り返り展示　２８日まで（めんこい美術館）
身近な施設　世界リード　開館１６周年記念講演会　研究成果や歴史に理解（奥州宇宙遊学館）
自然を満喫　体験学習　奥州めぐみネット環境イベント　初回は原木シイタケ（水沢黒石町）

【第２社会面】
田園地帯に桜並木輝く　東田水利組合、柳田営農組合　トラクターでライトアップ（胆沢南都田）
輪禍根絶願い込め旗や反射材を寄贈（県トラック協水沢支部）

　奥州前沢春まつり（前沢まつり実行委員会主催）は、前沢七日町裏の前沢ふれあいセンターと周辺の市道で行われた。本年度奥州前沢４２歳厄年連「亥風輝（いぶき）」（伊藤真会長）、同２５歳厄年連「龍翠蓮（りゅうすいれん）」（小野寺晋会長）をはじめ、前沢地域のよさこいチームや幼児連など１７団体・総勢約８００人が演舞や演奏を披露。沿道やステージ前に多くの見物客が集まった。

【１面】
晴れやか　春祭典
　演舞に演奏　活気呼ぶ（奥州前沢春まつり）
　稚児行列　安寧祈り（金ケ崎火防祭）

【社会面】
太鼓演奏など祭り盛り上げ４０年　最後の神輿わっしょい　火防願い声合わせる　部員減少し継続断念（金ケ崎・南町自治会青年部）
楽しく学び直しを支援　青少年未来プロジェクト　「自主夜間中学」開く（江刺）
絵本作家・佐々木澄江さん作品展　「命と煌めき」テーマに（水沢）
不法投棄の撲滅を願いクリーン作戦（衣川）

【第２社会面】
牛博周辺　桜の名所に　願い込め若木植樹（前沢ライオンズクラブ）
体験型のイベント多彩　来月、胆沢ダムフェス
バイク通学生が運転技術高める　水沢農高が講習会（水沢自動車学校）

　市温泉機能検証・発信事業報告会は２０日、胆沢若柳の温泉施設焼石クアパークひめかゆを会場に開かれた。都内大学教授により、高頻度の温泉利用者は血管年齢が実年齢より約２歳若く、血管が柔軟に維持され、動脈硬化のリスクも低いなどの研究成果が示された。訪れた市民らは温泉の効用に熱心に耳を傾けた。