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胆江日日新聞
pickup : 4車線化拡幅 実現へ 国審議会が妥当判断 新年度に事業化見通し(金ケ崎の国道4号 5・2キロ区間)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2017-03-18 09:43:38 (405 ヒット)

 早期の実現が待たれていた国道4号金ケ崎区間(約5・2キロ)の4車線化拡幅工事について、国土交通省の社会資本整備審議会道路分科会事業評価部会は「新規事業化を妥当」と判断した。今後、大臣への答申が行われ、17(平成29)年度予算の成立時に実施計画への新規事業箇所付けで正式に事業化が決定する見通し。

 工事対象区間は、金ケ崎町西根土橋上地内から同町六原東町地内の約5・2キロ。現在の2車線から全区間を4車線へと拡幅する。全体事業費は約95億円。
 同町を含む県南地域は、岩手中部(金ケ崎)工業団地を中心に自動車産業の集積が加速。北上市の北上南部工業団地には、大手コンビニエンスストアチェーンが日本最大規模の工場を開設したほか、日本郵便が県内の郵便・ゆうパックの区分業務などを担う東北最大の施設を整備するなど物流の拠点化が進んでいる。
 企業の集積・物流拠点化が進む中で、金ケ崎区間の通過車両速度は時速24・7キロメートルと東北管内の国道4号2車線区間で最も遅いボトルネック区間。整備後は時速39・8キロメートルへ約1・6倍のスピードアップが見込まれる。
 また、4車線化により堆雪(たいせつ)幅が確保され、低速走行車両の追い越しも可能となるため、冬期間の通過速度が現況の時速17・7キロメートルから31・2キロメートルに向上する見込みだ。物流における時間ロスが少なくなり、企業の生産性向上につながることが期待されている。
 本省の同審議会での協議を前に、今月7日に東北地方整備局で行われた同審議会東北地方小委員会では「渋滞緩和のみでなく、交通事故の削減など安全にも寄与するのではないか」などの意見が委員から出ていた。
 事前の意見照会で県は「深刻な渋滞を解消し、物流の効率化による生産性の向上、さらなる企業立地、雇用の拡大など高いストック効果(経済効果)を引き出すことができる極めて重要な事業」とし、県としても沿岸部の港湾から内陸部を結ぶ物流ルートや、国道4号を補完する南北方向の路線の整備を加速していくとした。
写真=国道4号三ケ尻交差点から工業団地に出入りする車両の増加に加え、2車線になる交差点南側には商業施設などが並び、渋滞の発生につながっている


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