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胆江日日新聞
pickup : アートでつなごう 奥州ー平泉ー一関 県南プロジェクト始動 3市町の若者らで結成(いわて県南アートプロジェクト)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2017-04-21 09:48:13 (394 ヒット)

 奥州、平泉、一関をアートで結び付けようーー。芸術や文化で県南地域の連携を目指すグループ「いわて県南アートプロジェクト」が発足した。メンバーは40歳以下の若者たち12人。19日夜、平泉町内で設立総会を開き、代表に江刺区岩谷堂の飯森千加(ちか)さん(23)を選んだ。今後は7月30日に同町の国史跡・観自在王院跡などで開く郷土芸能イベント「まつりフェス!(仮称)」に向け、準備を進めていく。

 アートプロジェクトとは現代芸術用語で、芸術を媒介に地域を活性化させる取り組みなどを表す。県内では昨年、盛岡市のNPO法人岩手未来機構がイベント「いわてアートプロジェクト2016」を開催。アートで東日本大震災の記憶を人々の心に留めながら、希望郷いわて国体の盛り上げを目的に展覧会やワークショップを展開した。
 3市町での取り組みは、いわてアートプロジェクトの県南版。昨年10月、県文化スポーツ部文化振興課の呼び掛けで準備をスタートさせた。同課の沢田彰弘・文化芸術担当課長(48)は「設立に向け、3市町の皆さんとワークショップを重ねてきた。文化や芸術の力で人々の結び付きを強め、良い地域にしていくことは奥州藤原氏がつくった『平泉』の理念に通じる」と説明。「増加する海外からの観光客にも岩手の文化や芸術を理解していただく一助になるのでは」と話す。
 設立総会にはメンバー7人、オブザーバーとして沢田課長、県南広域振興局担当職員らが出席し、規約などを承認。まつりフェス!実行委員会を立ち上げ、県の「海外との絆を活かした文化芸術形成促進事業」補助金を活用していくことなどを決めた。
 同フェスは、3市町の芸術文化の一つである「伝統芸能」などを一挙に観賞できるイベント。「意外と隣町のお祭りに行ったことがない」といったメンバーの意見を反映させた。参加型を重視し、来場者も気軽に加わることができる踊りを取り上げるという。
 事務局長の菊池幸介さん(37)=平泉町花立=は「お互いを知ることが交流のポイント。このフェスがそれぞれの地域を理解し合うきっかけになれば。踊りなどの芸能であれば、お年寄りから子どもまでみんなが楽しめる。世代間の交流の契機にもなってほしい」と期待する。
 飯森代表は「3市町の各世代の人たちが集まって何かを楽しむということは、なかなかない。自分自身、新しいことをやっているという『わくわく感』でいっぱいだ。貴重な経験をさせてもらっているという自覚や、感謝の気持ちを持ち続け準備を進めたい」と表情を引き締めていた。
写真=平泉町内で開かれた「いわて県南アートプロジェクト」設立総会で意見を交わすメンバー


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