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胆江日日新聞
pickup : 旧南都田中の伝統芸能「焼石太鼓」 卒業生ら住民有志 復活継承へ保存会 絶やすな母校の宝 根付け地域に(胆沢)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2017-08-12 09:46:00 (251 ヒット)

 今年3月末に閉校した胆沢区の南都田中学校の卒業生ら住民有志は、母校の伝統芸能「焼石太鼓」の継承へ向け、南都田焼石太鼓保存会「燦雅(さんが)」(小野寺淳会長)を発足させた。立ち上げメンバー24人は「南都田中の燦然たる歴史を引き継ぎ、新たな郷土芸能として地域に根付かせたい」と意欲満々。9月10日の同地区敬老会で初舞台を踏み、焼石太鼓復活ののろしを上げる。

 地域住民の「母校の伝統を絶やしたくない」との熱意が実り、南都田地区振興会(村上謙会長)の郷土芸能支援事業の一環で新団体を結成。36年前に胆沢商工会青年部が創作し、1985(昭和60)年に南都田中へ伝わった「焼石太鼓」を復活させる。
 宮古市の山口太鼓の流れをくみ、抑揚のあるリズムで焼石連峰の雄大さを表現。地鳴りのように律動を響かせながら勇壮に締めくくるのが最大の特徴だ。
 南都田中版・焼石太鼓は「清流太鼓」「祭太鼓」「焼石おろし」「豊年ばやし」で構成。春の運動会や秋の文化祭「清流祭」、地域のイベントなどに出演し、焼石連峰を思わせる堂々たるパフォーマンスで散居のまちに活気を呼び込んだ。
 10ー20代の卒業生が主力となる「燦雅」は、母校のスタイルを受け継ぎ、大中小の太鼓で編成。メンバーの中で最もリズム感のいい人が、演奏の主軸となる「竹」を担当する。南都田地区センターを拠点に活動し、週1回の夜間練習に励む。
 初舞台まで残り1カ月。当時の指導者・佐藤正好さん(72)を講師に迎え、中学時代の記憶を呼び覚ましながら「豊年ばやし」「清流太鼓」の習得に余念がない。初級メンバーも「頭ではなく体で太鼓のリズムを覚えたい」と気合十分だ。
 南都田中の伝統を守り、発展させるのが継承者の使命と自負する。小野寺会長(37)は「新たな人が集まり、新生・焼石太鼓をつくり上げていきたい。気負わず、楽しみながら地域に根差した演奏活動を目指したい」と意気込む。
写真=焼石太鼓の復活へ向け、夜間練習に打ち込む燦雅メンバー


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