岩手県胆江地域の情報を扱う地方紙。紙面リード記事、市町村や歳時記の紹介。
胆江日日新聞
pickup : 女性の起業 地方創生の鍵 後押しへ「小商いカフェ」 “先輩”体験交え事例紹介(金ケ崎)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2017-10-01 09:34:25 (666 ヒット)

 女性の起業や社会活動を後押しする「小商いカフェ顳邏皀浦蝪横娃隠掘廚錬械案、金ケ崎町城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区(伝建群)内の侍屋敷大松沢家で開かれた。町内を中心に16人が参加。県内の女性起業家の事例に触れ、刺激を受けた。

 岩手銀行といわぎん事業創造キャピタルとの共催。裂き織りの生産・販売を手掛ける(株)幸呼来(さっこら)Japan代表取締役の石頭悦(えつ)さんと、川上塗装工業(株)専務取締役で(株)もりおか家守舎代表取締役の川上冴華(さえか)さんを講師に迎えた。
 特別支援学校の生徒による裂き織り作品に心引かれたことをきっかけに、当時役員を務めていた会社に裂き織り部門を立ち上げた石頭さん。震災後の業績悪化で閉鎖が決まったことから、自身で会社設立を決意したという。
 「お金がなかったので資本金1円にしたかったが、書類作成支援のインターネットサイトではチェック項目が10万円からしかなかった」など設立までの裏話に加え、さんさ浴衣の再利用や大手生地メーカーとの提携など、全国展開に向けた取り組みも紹介。大手シューズメーカーとの商品開発に当たっては、必要量を確保するため地域の障害者施設やサークルとの連携体制を構築しており、「岩手を裂き織りの産地にしたい」と熱を込めた。
 「彼氏の起業に巻き込まれた」という川上さんは、「本来は腰掛けOL。起業には興味なく嫌々やっていた」と振り返った。契機となったのは、先輩女性経営者から「(夫と一緒に事業をすることを)自分で選んできたことに気づかされた」ことという。
 自身の経験から、「思ったより勉強しないとまずい。徹底的な差別化が必要で、好きなことを仕事にしていくには、経営者として別の視点を学んでいかなければならない。お金を使っていただくことへの感謝、お金をいただく責任がある」と助言。「経営には、自立することが必要。自立とは自分の足りないことを認め、周りに不足を補ってもらうこと。人付き合いは大切」と説いた。
 同カフェは、昨年12月に岩手銀行と結んだ地方創生連携協定に基づく取り組み。第10次町総合発展計画の重点プロジェクト(町まち・ひと・しごと創生総合戦略)の一つとして、女性にとって魅力的なまちづくりに取り組む同町の課題解決に向け企画した。
 岩手銀行法人戦略部公務・地方創生室の菊田修一部長代理は「企業数が減少する中で、事業継承とともに新たな起業の確保が不可欠。小商いは流行のコンセプトであり、可能性が膨らむ会社が増えていく種まきになれば」。高橋由一町長は「動機、きっかけづくりが大事。開催の回数を重ねることで、さまざまな人に参加していただき、やってみたいなと思う人が1人でも出てくれば」と期待した。
写真=女性起業家の体験に触れた小商いカフェ顳邏皀浦蝪横娃隠


購読のお申込み
新聞広告掲載料金とサイズ案内
困ったときの問い合わせ先
随想・寄稿・文芸などへの投稿
リニアコライダー
胆江地方について
写真

当ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は胆江日日新聞社に帰属します。
〒023-0042 岩手県奥州市水沢柳町8 TEL:0197-24-2244 FAX:0197-24-1281

ページの先頭へ移動