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胆江日日新聞
pickup : 550年余り地域見守る 日吉神社で姥杉伐採 台風通過後、倒木の危険 住民ら「ご苦労さま」(金ケ崎町三ケ尻)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2017-10-03 09:42:05 (548 ヒット)

 金ケ崎町三ケ尻の日吉神社(菅原政憲宮司)で2日、ご神木として長年地域に親しまれてきた姥杉が伐採された。先月の台風18号通過後に倒木の危険性が高まっていたため。作業に先立ち神事が行われ、姥杉を供養するとともに、作業の安全を祈願。幹にチェーンソーの刃が入ると、見守っていた地域住民らは「ご苦労さま」と550年以上にわたって地域を見守ってきた姥杉に感謝の念を送っていた。

 同神社の姥杉は、源義経が植樹したとの伝説が残っている。1973(昭和48)年8月に町の天然記念物に指定された時点で、樹高24メートル、胸高周囲5・02メートル、同直径1・6メートル、樹齢は550年前後と推定されていた。
 近年、樹木医による診断を受けるなど、木の状態が心配されていた。先月の台風通過時に、根元から揺らいでいるのが確認され、樹木医の診断により伐採の方針が決定。伐採に当たり町教育委員会は、9月28日付けで天然記念物の指定を解除した。
 伐採作業は50トンクレーンを使い、上部から枝や幹を切り詰めながら進められた。幹の上部まで腐食が進んでおり、集まった地域住民は「よく倒れなかった」など驚きながら姥杉の最後を見守った。同神社の田口幸満総代長は「できるだけ長く残したいと見守ってきたが、伐採は避けられず残念」。菅原宮司は「みなさんに忘れないでいただければ、地域の中で残り続けると思う」と願っていた。(菊池藍)
写真=総代や地域住民など約30人が集まり、神事で神木・姥杉を供養


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