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胆江日日新聞
pickup : 「ママ思い」の乗務員に 有識者ら招き講習(水沢タクシー)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2018-01-12 09:42:00 (256 ヒット)

 一般社団法人全国子育てタクシー協会主催の「子育てタクシードライバー養成講座」は11日、水沢区の市鋳物技術交流センターで開かれた。同協会による講座は県南地域で初めてで、同区の(株)水沢タクシー(高橋十一社長)に所属するドライバー5人が受講。座学だけではなく、専用ジャケットを使っての妊婦体験なども実施し、子育てする母親や子どもに優しいタクシーサービスを実地で学んだ。

 同社は昨年末、妊婦や高齢者、子どもの乗降がしやすいユニバーサルデザイン車両(JPN TAXI)を導入。ハード面だけではなく、乗務員の資質といったソフト面の向上もサービスの一環と考え、同協会に講座の実施を要請した。高橋社長は「少子高齢化の時代だけに、妊娠中の女性や子どもたちは地域社会にとっても大切な存在。そうした方々が安心して移動できるようにするためにも、乗務員が『子育てタクシードライバー』になることが大切だ」と説明する。
 講師は同協会の及川孝会長と波木井(はきい)美由紀事務局長が担当。市教育委員会子ども・子育て支援推進室、市子育て総合支援センターの職員も講話した。
 このうち「子育てママ体験」では、参加者が重さ7キロほどの妊婦体験ジャケットや、子どもの視野を体験できる道具を装着。身をもって妊婦の負担や子どもの視野の狭さなどを経験した。またドライバー役が妊婦役を気遣いながら、実際にタクシーの乗降などをシミュレーションした。
 参加した坂本明博さん(55)は「妊婦ジャケットは思っていたよりも重く、乗り降りのときには大変だし、ベビーカーや手荷物を誰かに運んでもらえたら助かるだろうなと実感した。実際の業務でも積極的にサポートしていきたい」と力を込めた。
 同協会の及川会長は「大都会よりも地方都市の方が、時間や人口数的に余裕があるため、丁寧なサービスを提供しやすい。それだけに講座を受け、実践していただくことはありがたい。お母さんや子どもたちにやさしい地域づくりにつながれば」と期待していた。
写真=講座では、受講ドライバーが幼児役とベビーカーを持つ妊娠中の母親役を気づかいながら車内へ誘導する練習なども行った


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