岩手県胆江地域の情報を扱う地方紙。紙面リード記事、市町村や歳時記の紹介。
胆江日日新聞
pickup : 鳥海柵跡と安倍氏関連文化財 宝継承 広がる連携の輪 北部・改断地域の住民 「愛宕社保存会」を結成 全町組織に加盟、7団体に(金ケ崎)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2018-05-15 09:37:58 (207 ヒット)

 金ケ崎町の国史跡鳥海柵跡や安倍氏関連文化財の保全機運が高まる中、新たに北部地区・改断地域の住民が「愛宕社保存会」を立ち上げた。鳥海柵・安倍氏関連史跡の関係団体で構成する「国史跡鳥海柵跡と安倍氏の関連文化財保存協議会」に加わり、他団体との連携も図りながら、八幡太郎義家由来とされる愛宕社や一本松の保存継承に取り組んでいく。
 愛宕社は、義家が建立したと伝えられており、義家が植えた一本松は後三年合戦の際に進軍の目印になったという伝説の地。小高い場所にある境内は、古くから子どもたちの遊び場としても親しまれてきたという。
 地元有志が維持管理してきたが、社の老朽化が進み、一本松は松くい虫被害により一部を残し伐採されている。携わる住民の高齢化が進んできたことから、地域として保存継承していくことを目的に、今年4月、地域住民らが保存会を発足させた。

 遠藤進悦会長は「高齢化や住民構成の変化などから、個人の力では保存が難しい状況になってきた。鳥海柵が町内での重要な遺跡であるという認識が深まってきており、関連史跡とされる愛宕社と一本松を無くすわけにはいかない」と強調。今後、残っている松の保存など検討を重ねながら、後世に伝えていきたい考えだ。
 金ケ崎要害歴史館で13日に開かれた保存協議会(西久雄会長)の本年度総会では、同保存会を新たに構成団体に加えることを承認。安倍氏とその拠点である鳥海柵の歴史的価値を後世に伝えるため、関連文化財の保存活用へ連携していくことを確認した。
 保存協議会は、新たに加わった同保存会のほか、▽宗任の会▽本宮観音堂保存会▽城内町並み保存会▽大林城跡保存協議会▽永徳寺地区歴史懇話会(安倍館)▽NPO法人「輝き」ーーで構成する。
 本年度は、町教育委員会と共催する学習会やシンポジウム開催のほか、町補助金(126万3000円)を活用し各史跡の環境整備を進める。西会長は「多くの町民に伝承地を理解してもらうことで、町内の文化財への理解が深まっていく。環境整備を進めながら伝承していくことが、われわれの役割」と活動継続へ力を込めた。
写真=新たに保存団体が発足した愛宕社と一本松=同町西根舟久保地内


購読のお申込み
新聞広告掲載料金とサイズ案内
困ったときの問い合わせ先
随想・寄稿・文芸などへの投稿
リニアコライダー
胆江地方について
写真

当ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は胆江日日新聞社に帰属します。
〒023-0042 岩手県奥州市水沢柳町8 TEL:0197-24-2244 FAX:0197-24-1281

ページの先頭へ移動