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胆江日日新聞
pickup : めん羊 産地化へ本腰 県内関係者が研究会立ち上げ 地域活性の起爆剤に(岩手めん羊研究会)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2018-08-04 09:41:13 (272 ヒット)

 県内の羊飼養者や羊毛活用に携わる事業者、羊肉流通業者などで組織する「岩手めん羊研究会」が3日、発足した。水沢佐倉河のプラザイン水沢で初めて開かれた研修会の冒頭、研究会の設置を承認。飼養者のネットワークを構築し官民の連携を強め、情報を共有して増頭につなげながら、めん羊を地域活性化の起爆剤にしていく。

 飼養者や行政、農協関係者ら約70人が出席。会長に江刺・梁川ひつじ飼育者の会初代会長の菊池喜一さん、副会長には一関・下大桑ヒツジ飼育者の会会長の桂田清さんを選んだ。
 国内の羊肉主産地である北海道では、210戸で約8600頭を飼養。本県は、10(平成22)年度にプロジェクトを導入して先駆的に取り組む江刺地域のほか、一関などにも輪が広がり約50戸が620頭超を飼養し、頭数で全国3ー4位に位置する。
 めん羊による中山間地の省力的な農地管理や荒廃地対策、生体・ラム肉の販売推進で農村活性化モデルを構築しようと県は本年度、「いわてのめん羊里山活性化事業」をスタートさせた。飼養管理技術の普及や繁殖用めん羊・飼育資材の導入支援、ラム肉流通体制の構築などを3カ年計画で進める。
 研究会は、研修会の開催や飼養管理マニュアル作成に向けた検討などを行う。菊池会長は「羊肉は需要が多いものの、供給が不足している。量がまとまれば、有利に販売できる。今まで個々の塊だった飼養者組織が連携し、岩手全体で増頭を図りたい。羊肉の販売を拡大することで、地域の活力が出てくる」と期待を込める。
 第1回研修会では、放牧のための環境整備や国産羊毛の活用、羊肉流通について講師4人が話した。農業資材の開発・販売などを手掛ける北海道のファームエイジ(株)エリアマネージャーの河合拓さんは、放牧柵や飲み水施設などについて説明。「電気柵は、限られた土地の中で効率良く栄養価の高い牧草を食べさせるのに有効。採食や反すう行動を阻害するアブなど吸血昆虫の対策も重要」と呼び掛けた。
 羊肉販売について、(株)太陽代表取締役の坂口洋一さんは「評価価格をいかに上げていくかを、流通業者や料理人、農家が勉強していく必要がある」と話した。
写真=発足した岩手めん羊研究会


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