岩手県胆江地域の情報を扱う地方紙。紙面リード記事、市町村や歳時記の紹介。
胆江日日新聞
pickup : 2020年度 認定こども園へ 再編計画策定委が了承 来月、説明会を実施(金ケ崎・南方幼稚園)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2018-08-24 09:37:01 (286 ヒット)

 金ケ崎町立幼稚園再編計画策定委員会(会長・板宮成悦三ケ尻幼稚園長)は23日、町役場で第4回委員会を開き、町立幼稚園の統廃合基準と町立南方幼稚園を認定こども園として2020年4月に開園する再編計画素案を了承した。文言修正した上で、9月中に町議会や住民、保護者説明を実施。10月中の計画策定を目指しており、11月の園児募集に向け周知を図っていく。

 再編計画策定委は、学識経験者と各幼稚園PTA役員、各地区自治会連合会選出委員、子育てサークルや子育て支援団体関係者、町内教育・保育施設関係者ら20人で構成。うち9人は、昨年度設置した「町立幼稚園のあり方検討委員会」の委員だった。
 同町では保育ニーズが高まる一方、適正な集団規模が確保できない状況にある町立幼稚園の現状を改善しようと、対応を検討。あり方検討委での議論を経て、17(平成29)年度には、南方幼稚園への1園統合・認定こども園化の方針を打ち出したが、保護者を中心に不安や不満が噴出。本年度は、保育ニーズの受け皿となる認定こども園化と、適正な集団規模を確保するための統合を別課題として、同策定委で解決に向けた方向性を探ってきた。
 同日の委員会では、7月から3回にわたる検討結果などを踏まえた再編計画素案を町教委が提案。計画素案は、目指す就学前教育の実現のため、適正な規模での遊びや活動ができる環境の確保と保護者ニーズへの対応を課題に挙げ、統廃合基準に基づく町立幼稚園の統廃合と幼稚園の認定こども園化を課題解決の基本方針とした。
 再編基本計画では、園児数増加に向け取り組むことを明記した上で、「園児数増加の見込みがない場合または、恒常的に異年齢学級が解消されない見込みの場合」に、地域との協議を経て統廃合を決定・実施することなどを盛り込んだ。保育ニーズの受け皿としては、南方幼稚園を3ー5歳児対象の認定こども園に移行し、20年4月開園を目指す。
 統廃合基準の「恒常的に異年齢学級が解消されない」の具体的期間について、町教委では「2年ないしは3年」との考えを示した。現状で3、4歳児の異年齢学級がある永岡幼稚園など、クラス当たりの適正規模(15ー25人程度)を割り込んでいる幼稚園では、統廃合が現実味を帯びることへの危機感を口にする委員も。
 一方で、集団規模の確保に向けた統合については、過去にも検討されてきたことから、「また『知らなかった』という声が上がらないよう、計画の内容をしっかり地域や親と共有できるような形を」と、全町で認識が共有されるよう求める意見も出された。
 認定こども園化を巡っては、南方幼稚園以外の3園についても検討を求める意見も。保育ニーズの受け入れによる幼稚園存続の可能性を願うものだが、千葉祐悦教育長は「民でできるところは民にお願いし、できない部分を公で補うという考え」とし、認定こども園化は、私立で受け入れきれない保育ニーズの受け皿であることに理解を求めた。
写真=町立幼稚園再編計画素案を了承した策定委員会


購読のお申込み
新聞広告掲載料金とサイズ案内
困ったときの問い合わせ先
随想・寄稿・文芸などへの投稿
リニアコライダー
胆江地方について
写真

当ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は胆江日日新聞社に帰属します。
〒023-0042 岩手県奥州市水沢柳町8 TEL:0197-24-2244 FAX:0197-24-1281

ページの先頭へ移動