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胆江日日新聞
pickup : 先人の気概と技術 間近に 二ノ台の宝 農業用水路「葦名堰」 湧き出し口 市民公開 開削400年記念事業 保存継承へ弾み(胆沢小山)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2018-08-27 09:36:46 (308 ヒット)

 胆沢小山・二ノ台地区の住民有志は26日、開削400年の節目を迎えた農業用水路・葦名堰(あしなぜき)の最終湧き出し口ー斜坑(延長228メートル)区間を市民に公開した。参加者たちは手掘りのトンネルをくぐり、高度な土木技術に目を見張りながら400年の歴史の一端を体感した。
 湧き出し口付近の公開は、開削400年記念事業の一環。地元有志で組織する記念事業実行委員会(高橋重一委員長)と葦名堰史跡保存会(若槻慶之進会長)が連携して市全域から見学者を受け入れ、「二ノ台の宝」を広くアピールした。

 地上は雨模様で多湿だが、坑内は気温15度の別世界が広がる。一行は「重機がない時代に掘られたとは思えないほど複雑な造り」と興味津々。身をかがめて前進し、暗がりに目を凝らしながら往時の痕跡を探った。
 公開6時間で幼児からシニアまで計35人が穴堰の内部を探索した。水沢羽田町の高橋寛志さん(70)は家族4人で参加。「昔の人たちは、どうやって穴を掘り進めたのか。起伏のあるルートを歩き、400年前の知恵と苦労に触れられた」と息を弾ませた。
 11月11日の記念式典や石碑建立、記念誌の発刊など各種事業の準備が着々と進んでいる。若槻会長(70)は「先人の気概と技術が注がれた偉大なる史跡を多くの人に知ってもらい、今後の保存継承活動に弾みをつけたい」と意欲的だ。
写真=当時の掘削技術に感服する老若男女


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