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胆江日日新聞
pickup : 食の安全 基本しっかり HACCP導入 義務化見据え講座 県南の関係者 メリットや手順学ぶ(水沢)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2018-08-29 09:37:52 (230 ヒット)

 南いわてHACCP(ハサップ)普及促進セミナーは28日、水沢大手町の奥州地区合同庁舎分庁舎で開かれた。安全な食品作りの管理手法「HACCP」導入のための初級者向け講習会で、県南地域の食産業関係者約30人が参加。食品衛生法改正に伴うHACCPの義務化を見据え、成り立ちや導入のメリット、手順などを学んだ。

 南いわて食産業クラスター形成ネットワーク、県南広域振興局、岩手銀行の主催。マネジメントシステム審査登録機関・日本検査キューエイ(株)理事兼営業部マネージャーの今野嘉一さんが、基礎知識から実施手順の概要までを解説した。
 HACCPは、食品の製造・加工工程で発生する恐れがある微生物汚染などの危害をあらかじめ分析。結果に基づき、製造工程のどの段階で対策を講じればより安全な製品を得られるかという重要管理点を定め、連続的に監視することで製品の安全を確保していく衛生管理手法だ。
 日本では、食品流通の国際化や訪日外国人観光客の増加、東京五輪・パラリンピックの開催などを踏まえ、食品衛生管理水準を国際レベルにまで引き上げる必要性が高まっている。今年6月に改正食品衛生法が成立し、今後、個人経営の飲食店を含めHACCPが義務化されるという。
 制度導入には▽不良品減少・品質安定▽生産性向上・利益拡大▽企業イメージ・信頼性向上▽従業員の意識・モラル向上ーーなどのメリットがあるといわれる。今野さんは「法改正は自社の経営の仕組みを改善できるチャンス」と強調。国内の食品事故発生件数は一日平均2件以上で、「食の安全確保に向け国が動き始めた。義務化の具体的な中身は決まっていないが、取り組めば商品価値が上がり顧客の信頼度も必ず向上する」と説いた。
写真=HACCPの成り立ちや各国の取り組みなどを説明する今野嘉一さん


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