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胆江日日新聞
pickup : 子育てタクシー 支援へ快走 妊産婦の送迎 子連れの外出バックアップ 認定ドライバー新たに6人(胆江)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2018-09-05 09:37:59 (243 ヒット)

 育児中の母親や妊産婦らの移動を支える「子育てタクシー」を運用する(株)水沢タクシー(高橋十一社長)は、新たに認定ドライバー6人を養成した。来年度までに乗務員28人全員の認定を目指しており、「妊産婦の送迎や、幼い子ども連れの外出サポートなどへの要望が高まっている。子育て世代も住みやすい街にするため、タクシー業界が行政の取り組みをバックアップしていくことが大事」と力を込める。

 同社は今年1月、子育てタクシーの運用を開始。乗務員が一般社団法人全国子育てタクシー協会の講座を受講し、保育施設での実習やチャイルドシートの取り付け方を習得している。県内で同様のサービスを行うのは2社のみ。
 2回目の養成講座がこのほど、水沢羽田町の市鋳物技術交流センターで開かれた。子育て支援や小児救急の専門家が、地域の現状や子どもが遭いやすい事故と安全対策などを講義した。
 受講者が3人一組になり、子育てママ体験も行った。妊婦役は腹部に重りが付いたジャケットを身に着け、子ども役が小さな子の視野を体験できる道具を装着。乗務員役に誘導され、タクシーを乗り降りした。
 振り返りでは、妊婦や親子連れを乗せる際▽優しく声を掛ける▽せかさない▽安全確認の徹底ーーなどが重要と実感。不安な点として、妊婦の急な体調変化などを挙げた。
 同協会の波木井(はきい)美由紀事務局長は「認定を受けたドライバーと事例を共有し、課題があれば改善を」と呼び掛けた。高田和明副会長は「父母をサポートできる子育てタクシーが根付き、地域に喜ばれる存在になってほしい」と激励した。
 同社乗務員の小澤淳さん(51)は「妊娠中は体がかなり重くなると分かった。乗客の立場になり、サービスを提供する大切さをあらためて感じた」と気を引き締める。
 市は本年度、妊産婦のタクシー助成をスタート。金ケ崎町も昨年度、妊産婦サポートタクシー助成事業を創設した。養成講座には他のタクシー会社の乗務員ら7人が見学に訪れ、胆江地区タクシー業協同組合理事長を務める高橋社長は「他社も独自のやり方で子育て支援を考えているが、胆江のタクシー業界全体のスキルアップを図り、サービスの底上げにつながるような提案をしたい」と広がりに期待していた。
写真=乗務員が妊婦や子どもの視野を体験した子育てタクシードライバー養成講座


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