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胆江日日新聞
pickup : 園児の避難 看護学生がサポート むつみ保育園と連携 定期的に合同訓練も(水沢学苑)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2018-09-14 09:39:02 (249 ヒット)

 水沢多賀の水沢学苑看護専門学校(石山隆校長、学生106人)は災害発生時に、同校の近くにある水沢秋葉町のむつみ保育園(豊巻節子園長、園児135人)を支援する。13日、同園で初めて合同避難訓練を実施。学生たちが園児の避難を手助けし、備蓄品の移動を担った。今後も訓練を継続させ、地域と連携した防災・減災につなげる。

 学生が昨年度、読み聞かせボランティアとして同園を訪れたのが取り組みのきっかけ。両者の思いが一致し、災害時は学生の安全を確保した上で園児の避難に協力することになった。
 合同避難訓練は、同園で月に1度行う訓練に合わせて行った。震度6の地震が発生したとの想定で、園側が学校に応援を要請。駆け付けた2年生36人が園職員の指示の下、二手に分かれて園児たちの避難とテントや机、飲食物などの移動に力を貸した。避難では乳幼児を抱きかかえたり、手をつないだりして同園向かいの秋葉公園へ。状況が落ち着くまで園児に寄り添い、不安を和らげようと声を掛けた。
 5歳児を誘導した斎藤隆英さん(35)は「人数が多かったが、みんな素直でスムーズに避難できた。園児を誘導する学生が、もう少し多い方がよいのでは」と実感。実際の災害発生時は、訓練以上に恐怖を感じる子もいると予想される。「怖がらせないような声掛けをしたい。自分の担当だけでなく周囲を見ながら対応していければ、もっと迅速に避難できるのでは」と万一に備えて課題を確認した。
 豊巻園長は「北海道の地震で、あらためて危機意識を持った。いざ災害が発生すると、職員は園児たちを守ることで精いっぱいになる。若い力の助けはありがたく、距離が近いので心強い」と感謝する。
 同校は今後、訓練だけでなくイベントなどでも園との交流を深めていきたい考え。渡辺久美子教務主任は「看護の道を志す学生たちにとって、子どもと触れ合う良い機会にもなった」と話していた。
写真=むつみ保育園児を抱きかかえ避難する水沢学苑看護専門学校の学生たち


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