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胆江日日新聞
pickup : 第10回 節目のステージ 手作り ファンタジー活劇(金ケ崎町民劇場「土地神様のものがたり」)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2018-10-08 09:39:47 (297 ヒット)

 第10回金ケ崎町民劇場「土地神様のものがたり│夜空を流れる帚(ほうき)星、天の諌(いさ)めか地の守りか…ー」は7日、町中央生涯教育センターで上演された。民話「館山の宝」をモチーフに、帚星から地球を狙う星神の侵攻を防ぐため、土地神の娘3姉妹が跡目争いを繰り広げるファンタジー活劇。笑いあり、アクションありの手作り舞台が観客を魅了し、周囲から影響を受け変わっていくことの素晴らしさと変わらないものの大切さを伝えた。

 午前と午後計2回公演に、町民ら283人が来場。脚本は、民話「館山の宝」を題材に、町民大学2017シナリオ講座受講者7人で結成した「チーム・ヘプタ*あすたりすく」による共同制作。同町在住の作家平谷美樹さんが指導した。
 跡目争いを通し、自身の傲慢さに気づいた長女は土地神となり、次女は倒した星神に請われて嫁ぎ、人の良さに気づいた三女は人間の世界にとどまることを決める。凶悪な星神に従った悪人らも、土地神への信仰心からまっとうな生活へと踏み出していくーー。
 神々の世界の荘厳さから一転、時事ネタを盛り込み笑いを誘うなど、緩急に富んだ同劇場ならではの舞台。互いに影響を与え合いながら変わっていくことの素晴らしさや、希望を捨てずに努力していくことの大切さ、営々と引き継がれてきた人間の暮らしなどを描き、客席の共感を誘った。
 神や村人が一生懸命に改心させようとした怠け者の主人公・金吉を演じた松本航輝君=県立岩谷堂高3年=は、「一番変わらなければならないのに何も変わらない金吉が、周りに影響を与えてラストにたどり着く。表面上は最後まで変わらない金吉も、心の中では少しずつ変化していることが表現できれば」と意気込み舞台へ。熱演で観客を魅了した。
 水沢から足を運んだ60代の女性は「幅広い年代が一緒につくり上げており、今年も温かい舞台だった」と笑顔を広げた。
写真=節目の公演を成功させた第10回金ケ崎町民劇場


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