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胆江日日新聞
pickup : 「食」から学ぶ 多文化共生 市民講座、理解促す(水沢)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2018-12-03 09:39:48 (174 ヒット)

 出身国や文化の違いを互いに認め合う多文化共生について理解を深める市民講座「多文化共生ゼミナール―世界の食卓から―」が2日、水沢地区センターで開かれた。食の面から世界の文化や風習の違いを学び、外国人市民と交流する上でのポイントについて理解を深めた。

 外国人と接する場面が増えているものの、言葉や文化の違いが壁となり外国人市民や海外からの観光客との交流、対応はまだ充実しているとは言いにくい面もある。講座は、多文化共生社会を築くための理解促進につなげようと市が主催。県立農業大学校の外国語講師で市国際交流協会事務局長なども務めている渡部千春さんを講師に迎え、市民22人が参加した。
 4ー5人のグループになった参加者たちは、世界各国の人たちが撮影した「1週間分の食材」の写真を見ながら、その国の文化や日本の食卓との違いについて意見を出し合った。「大家族なのに使う食材が少ない」「日本でも売っている商品を使っている」などさまざまな感想が飛び交った。
 市の調べによると、市内の外国人登録者は1998(平成10)年が286人だったが、昨年は536人に増加。ただ、市全体の人口に占める割合は昨年の登録者数でも0・45%と1%にも満たない。周囲がほとんど日本人で、言葉も文化も大きく異なる状況下で生活を送っている。
 昨今は外国人観光客も増えており、日常生活や仕事の面でも外国人とコミュニケーションを取る場面が多くなっている。国際交流に積極的な市民もいる一方で、言葉や文化の違いが障壁となり、外国人と接することに二の足を踏んだり、政治や宗教的な要素も絡んだ主義主張が影響し、外国人市民に対する偏見や先入観を抱いたりする実態もあるという。
写真=海外の一般家庭で撮影した食材の写真を見ながら、文化の違いなどについて意見を交わす参加者たち


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