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胆江日日新聞
pickup : 胆沢中の女子4人 伝統継承に一役 狼ケ志田神楽「風流羽衣」10年ぶり上演 あす映像収録 観覧も可(胆沢文化創造センター)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2018-12-05 09:38:30 (237 ヒット)

 市立胆沢中学校1年の中沢美智(みさと)さん、遠藤美咲さん、青山理奈さん、前川礼佳(あやか)さんは、胆沢小山の狼ケ志田(おえなしだ)神楽保存会(高橋先雄会長)の指導を受け、10年ぶりの上演となる「風流羽衣」に挑んでいる。独特の節回しに苦戦気味だが「集中力を高め、本番では全力を尽くす」と奮起。みちのく奥州文化遺産継承会(高橋民雄会長)が進める「南部神楽情報発信・継承事業」の映像収録に舞手として参加し、約4カ月の練習成果を披露する。

 女子生徒4人組は、市立胆沢第一小学校の神楽クラブに所属し、狼ケ志田神楽の継承に取り組んだ。中学に上がり、勉強と部活動を両立させながら同保存会の呼び掛けに応え、伝統の舞台に再登場。「どこまでできるか分からないけれど、地元に伝わる神楽を大切にしたい」と口をそろえる。
 今年8月から週1回のペースで稽古に励み、日本各地に残る「羽衣伝説」の狼ケ志田版に挑戦。歌のような抑揚を習得するのが大変といい、中学生の視点から南部神楽の奥深さを体感している。
 みちのく奥州文化遺産継承会は、文化庁の文化芸術振興費補助金を活用し、本年度まで3カ年計画で狼ケ志田神楽の12演目を映像化。演者中心だった育成対象を「鑑賞者」まで拡大させ、視覚から愛好者の裾野を広げる。
 最終の映像収録は6日、胆沢文化創造センターで実施される。午前10時半から「山岐大蛇」を撮影し、胆沢中生による「風流羽衣」の収録は午後2時半からスタート。撮影現場を一般公開し、伝承活動の一端を伝える。観覧自由。
 昨年度に引き続き、動画投稿サイトを活用した情報発信にも力を入れる。年度内にDVD化し、市内の小中学校や図書館などに配布する予定。同継承会は事業を継続させ、市全域に対象を広げながら伝承活動に弾みをつけたいという。
写真=「風流羽衣」の稽古に励む胆沢中1年生メンバー


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