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胆江日日新聞
pickup : 地元のお米 麺へ変身! 学校給食で「さくらかわ米めん」提供 食と農 関心持つ機会に(水沢)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2018-12-06 09:38:46 (200 ヒット)

 水沢佐倉河で生産された特別栽培米ひとめぼれで作った「さくらかわ米めん」を使用した学校給食が4日、東水沢学校給食センター(千葉ひろ子所長)管内の小中学校4校に提供された。もちもち・つるつるの食感が特徴の米めんは、水沢佐倉河字西沖ノ目の農業・千葉政三さん(75)が手掛けたもの。学校給食での活用により、「地元の米が形を変えて食べられていることや、命をつないでいく食の大切さが伝われば」と児童生徒らの食と農への関心の高まりに期待している。

 米めんは千葉さんが、15(平成27)年度に市の「食の黄金文化・奥州提案モデル事業補助金」を活用し商品化。同補助金は、市産農林畜産物の付加価値を高め、市内外に「食の黄金文化・奥州」を発信する6次産業化のモデルとなる事業を支援するもの。農業をはじめとする市内産業の所得増大と、市の知名度向上につなげることを目的にしている。
 米の消費拡大を狙いに、米粉を原料とするめんの商品化に取り組んだ千葉さん。「食感だけでなく、栄養価にもこだわった」という。現在は、特別栽培米ひとめぼれを使った平打ちめんに加え、特別栽培米の発芽玄米や県内で品種改良された古代米を配合しためんを、産直や都内のいわて銀河プラザなどで販売している。
 学校給食では、通常(幅7ミリ、長さ約30センチ)よりも細かくカットした、幅3ミリ、長さ約10センチの米めんを使用。東水沢学校給食センターでは3回目の利用で、千葉ひろ子所長は「地産地消に加え、米が形を変えて使われることも含め、食農教育の一環として、毎年収穫期に取り入れている」と話す。また、調理完了から児童生徒の口に入るまで、約1時間の時差が生じるが、「汁に使ってものびにくく、どろどろにならないので使いやすいと栄養士からの評価も高い」という。
 同日は、水沢の3中学校と市立佐倉河小学校の4校に計1845食提供。たまごスープの具材として使われており、佐倉河小(佐々木竜哉校長、児童260人)では5年1組の児童が千葉さんらと一緒に舌鼓を打った。
 千葉さんは06年度から同小5年の稲作学習を支援。児童らは、11月に開かれた収穫祭でも新米とともに米めんを味わっていた。岩渕稀生(まお)君(11)は「もちもちしていて、思った以上においしかった」と振り返り、「今日は地元の米が給食に出てきたのでうれしい」と笑顔を広げた。
 給食を味わった児童からは「柔らかくてつるつる」「家でも食べたい」「日本中に広がっていけば」など感想が出された。及川琉那(るな)さん(11)は「収穫祭で食べた時よりも細くて、つるんと入り食べやすかった」と話し、「米で作られていて栄養もあるので、保育園や幼稚園でも出したらいいと思う」と太鼓判を押した。
写真=地元産の特別栽培米を使用した「さくらかわ米めん」を味わう市立佐倉河小児童


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