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胆江日日新聞
pickup : 地域/世代 統合 分かれる賛否 地域懇談会が終了 祖父母層=目立つ消極意見 保護者層=大半が前向きに 「適正規模」には異論なく(市立小中学校の再編基本計画見直し案)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2018-12-07 09:39:53 (207 ヒット)

 「小中学校の適正規模に基づく学校再編に関する地域懇談会」は5日夜、江刺の稲瀬地区センターで全日程を終了した。小学校の複式学級解消、中学校ではクラス替えができる規模を「下限」とした学校再編基本計画見直し案に異論は出なかったが、各論と言える統合に関しては地域や世代で賛否が分かれた。年度内に開かれる市立小中学校適正規模等検討委員会で同案が了承されれば、市教育委員会は適正規模の基本的な考えなどをまとめ、来年度から統合の具体的な枠組みの検討に入る。

 懇談会は同検討委と市教委の主催で、10月29日から市内11会場で開催。各会場20人前後の参加がほとんどで、最も多くても35人ほどだった。
 統合の場合の適正規模を小学校が学年2ー3学級、中学校が同4ー6学級、許容規模を小学校同1学級、中学校同2学級などとする小・中学校再編基本計画の見直し案については、おおむね同意が得られた格好だ。急激な少子化を背景に学校再編は「避けられない」と理解を示す人が多かったものの、具体的な統合になると祖父母世代を中心に「小規模校なりの良さがあり、地域に学校を残してほしい」「慎重に時間をかけて」と否定的・消極的な意見が目立った。
 一方、小規模校の保護者の大半は「早く小学校の複式解消を」「スピード感を持ってやってほしい」と前向き。小学校の統合に反対でも「中学校はある程度の規模が必要」と言う人や、「今のままなら転居や学区外への進学を考える」といった声が上がり、地域と教育を取り巻く課題が浮き彫りになった。
 市教委は「小学校が複式学級の多さ、中学校が部活動の選択肢の少なさ」を主課題と捉える。朝倉啓二学校教育課長は「『スピーディーに』との意見がありスピード感を持ちつつも、10ー20年後の子たちのことも考えながら丁寧に進めたい」と話した。
 田面木茂樹教育長は「地元の合意形成が最も大事」とした上で、来年度以降に策定する再編計画では話し合いがまとまった地区から先行的に準備を進める可能性も示唆。「単なる数合わせではなく、地域の皆さんと話し合いながら進めたい。子どもたちのためにどうすべきかを一番に考えたい」と述べた。
写真=最も参加者が多かった江刺・田原地区センター


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