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胆江日日新聞
pickup : 外国人の救助 迅速に 通訳介して初訓練(奥州金ケ崎消防本部)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2019-01-11 09:38:06 (298 ヒット)

 外国人市民に対する迅速で的確な救助活動を実現しようと、奥州金ケ崎消防本部(阿部保之消防長)は10日、水沢大鐘町の同本部で多言語通訳対応訓練を初めて実施した。救急隊と通訳オペレーターが連携して情報収集を図り、日本語が話せない傷病者への救急対応力を高めた。

 盛岡と北上、奥州金ケ崎の3消防本部が共同運用する県央消防指令センター=盛岡市=では、一昨年10月に多言語対応ができる民間のコールセンターと通訳の契約を締結。24時間対応が可能で、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語の5言語で運用している。
 奥州金ケ崎消防本部は災害弱者になりやすい外国人市民や、観光で訪れる外国人にも緊急時に適切な消防活動を図れるよう訓練を企画。同本部管内では、昨年11月30日までに2件の救急現場で中国語の通訳使用実績がある。
 市国際交流協会が協力した訓練には、救急隊員のほか中国やアメリカ出身の外国人市民らも参加。自宅で腹痛を発症したケース(中国語)と、屋外で転倒したケース(英語)を想定し展開した。
 訓練では、119番通報受理から通訳オペレーターを介して傷病者から必要な情報を聞きとった。救急隊到着後の現場を想定した場面では、携帯電話やスマートフォン(スマホ)を通じて傷病者の状態を把握した。
 訓練を終え、衣川分署の郷右近利昌司令補は「通訳を介するので通常の救急活動より時間がかかるため気持ちが焦る部分もあった」と振り返った。同協会の藤波大吾さんは「できるだけ短くシンプルな言葉が訳しやすく、やりとりもスムーズになる。言葉を言い換える方法があるとより良くなりそう」と話していた。
 訓練では、今月1日から運用を始めた救急特化の多言語音声翻訳のスマホアプリ「救急ボイストラ」も紹介された。
写真=外国人市民の対応力向上につなげた多言語通訳対応訓練


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