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胆江日日新聞
pickup : 赤ネギ研究 高い評価 野菜専攻3年6人 経済同友会賞を初受賞(水沢農高)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2019-01-12 09:39:55 (163 ヒット)

 県立水沢農業高校(神山秀市校長)農業科学科3年の野菜専攻班6人は、2年がかりで赤ネギの魅力を探る研究に取り組んだ。一連の成果をまとめた研究文が全国の舞台で高く評価され、専門高校生徒の研究文・作文コンクールの経済同友会賞を初受賞。共催する産業教育振興中央会の佳作にも選ばれ、メンバーたちは「赤ネギ研究が実を結び、最高の形で学習成果を修められた」と胸を張る。

 リーダーの堀金椎乃さん率いる野菜専攻班は、冬の定番野菜の新興勢力・赤ネギに着目。外側の葉が赤く、中は純白という配色はもちろん、口当たりの良さと独特の甘みに新たな可能性を感じたという。
 「食卓に彩りを」をテーマに掲げ、17年度に研究活動をスタートさせた。校内で育てている品種ホワイトスターと地ネギのほか、赤ネギ、知名度の高い下仁田ネギを加え、4品種を比較栽培。研究1年目で赤ネギが最も成長し、ホワイトスター並みの甘み、地ネギのような柔らかな食感を確認した。
 10月末の収穫に合わせ、赤ネギの試食アンケートも実施。「ネギ本来のにおいが少なく、甘くて食べやすい」「色が赤く、行事食やおもてなし料理に最適」など好意的な声が多数寄せられた。半面、課題として▽品質を向上させる▽適正な管理と作業の軽減化▽色や食味の特徴を広めるーーを挙げた。
 研究2年間で得た成果の一つが、今回のダブル受賞。本年度の同コンクールには、全国の実業高校から研究文45編、作文228編が寄せられ、主催2団体ごとに審査し、それぞれの入選作品を決定した。
 11日、同友会の小林いずみ副代表幹事が来校し、賞状を贈呈した。全校生徒172人に向け「イノベーションの種は、大都会より胆沢の地にたくさん眠っているのではないか。ユニークな取り組みで地域を活性化させ、地域の資産を活用して全国、そして世界に発信していって」とエールを送った。
 野菜専攻班の研究成果は下級生に引き継がれ、水農版栽培ノウハウの確立を目指す。堀金リーダーは「赤ネギをおいしく食べてもらえるよう、調理方法を模索し、地域の食卓に彩りを添えながら広がっていけば」と願った。
写真=経済同友会賞などに輝いた野菜専攻班の3年生メンバー


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