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胆江日日新聞
pickup : 和牛甲子園 有終の優秀賞 全国制覇の夢 後輩へ 水沢農高3年 畜産専攻班(取り組み評価部門)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2019-02-09 09:38:58 (218 ヒット)

 県立水沢農業高校(神山秀市校長)農業科学科3年の畜産専攻班5人は、第2回和牛甲子園(全国農業協同組合連合会主催)の取り組み評価部門・優秀賞に輝き、雌牛肥育のチャレンジを最良の形で締めくくった。メンバーたちは「一連の成果を後輩たちに託し、来年こそは全国制覇して」とエールを送る。
 農業高校で育てられた和牛の肉質と日々の取り組みを競う全国大会。本年度は北が岩手、南は鹿児島から全国23校28頭がエントリーした。肥育体験発表、枝肉(全国農業高校和牛枝肉共励会)の2部門で審査され、水沢農は目標の「全国制覇」を果たせなかったものの、取り組み評価部門で高い評価を得た。

 3年生チームは、高橋一斗班長を筆頭に小野寺彩月さん、岩渕真沙香さん、小原花月さん、佐々木剛君で編成。和牛甲子園へ向け▽雌牛の肥育▽外部導入による改良▽スマート農業ーーを実践した。
 日々の実習の中、雌牛の発情抑制に力を入れた。発情期は食欲が減退し、枝肉の重量や肉質などを落とす原因になる。メンバーたちは獣医師の助言を受け、卵巣の機能に作用するかもしれない手法「イージーブリード」を試行。1カ月が経過しても発情は見られず、食い止まりもなく順調に育ったという。
 全国大会では、実習成果の一端を発表。イージーブリードの活用は、大量出血のリスクが高い卵巣割拠に比べて安全性が高く、経費も10分の1に抑えられた結果などを伝えた。
 発表者の小野寺さんと岩渕さんは「日々の努力を惜しまず常に挑戦し、畜産経営の強化を目指す。和牛甲子園においてチャンピオンを取れる牛づくりにも取り組む」と結んだ。
 卒業後、金ケ崎町の県立農業大学校へ進む高橋班長と小原さんは「全国大会では、和牛肥育の本場・鹿児島とのレベルの差を思い知った。高校3年間で学んだ知識と技術を発展させ、畜産の担い手になれるよう新たな一歩を踏み出したい」と決意を新たにした。
写真=和牛甲子園・取り組み評価部門優秀賞に輝いた水沢農高畜産専攻班の3年生メンバー


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