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胆江日日新聞
pickup : 追悼の梵鐘響く 曹洞宗第五教区 「祈りの日」法要(江刺)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2019-03-12 09:41:12 (369 ヒット)

 東日本大震災から8年を迎えた11日、胆江地方も追悼の祈りに包まれた。江刺南町の光明寺では、曹洞宗岩手県第五教区(佐藤浩昭教区長)による「東日本大震災物故者追悼法要ーー祈りの日」が営まれ、発災時刻に鳴らされた梵鐘に合わせ参列者が黙とうをささげて犠牲者を悼み、一日も早い復興を願った。

 同教区では、12(平成24)年に震災発生日を「祈りの日」と定め、毎年同日に法要を続けている。同教区護持会(高橋輝男会長)が協賛した。
 地震発生時刻の午後2時46分、鐘楼の梵鐘が厳かに9回鳴らされた。本堂では参列者と佐藤教区長をはじめとする同教区所属の僧たちが鐘の音が響く間、黙とうした。
 鐘を鳴らした菅生院の伊藤裕磨副住職は「震災で亡くなられた方々への追悼の思いを込め、さまざまな苦しみを逃れられるよう祈る『鳴鐘之偈』を唱えながら鐘を突いた。物故者の冥福と、一日も早い被災地の復興を願っている」と手を合わせた。
 読経の後、参列者が焼香。頭を下げて合掌した。佐藤教区長は「東日本大震災で、いつも通りの明日が来るとは限らないことを思い知らされた。普段通りの日々が過ごせることにも感謝してほしい。これからも皆さんの協力をいただきながら、亡くなった方の冥福を祈り復興を支援していきたい」と話していた。
写真=冷たい雨交じりの風が吹く中、東日本大震災物故者の冥福や被災地の早期復興を祈り鐘が突かれた

花を手向け黙とう
金ケ崎
町内避難者支援 町民と共に

 金ケ崎町では、東日本大震災犠牲者追悼式が町役場エントランスホールで執り行われた。町民や町消防団、町議会議員ら約50人が参列し、午後2時46分のサイレン吹鳴に合わせて黙とう。祭壇に白い花を手向けて犠牲者の冥福を祈り、被災地の安寧を願った。
 震災翌年から毎年実施している追悼式。サイレン吹鳴に合わせて、「黙とうをささげ哀悼の意を表すとともに、沿岸の早期復興を願いたい」と呼び掛ける高橋由一町長のメッセージを防災無線で全町に放送した。
 高橋町長は式辞で、災害公営住宅の建設や産業施設などのインフラ整備、ラグビーワールドカップの会場となる釜石鵜住居復興スタジアムの完成など、8年の歳月で進んだ街並み再生に触れた上で、「一人一人に寄り添う復興と心休まる地域社会の形成には、まだまだ時間がかかる。町では被災地復興の一助となるよう、被災地や町内避難者への支援事業を町民と一体になり続けていく」と誓った。
 出席者を代表し伊藤雅章町議会議長が追悼の言葉。「これまでの復興整備の基盤を土台に、コミュニティー形成やなりわいの再生が一層進み、一人一人が安心して生活を営める日が一日も早く訪れることを願う」と述べ、「月日の経過や社会経済事情の変化が、大震災の記憶を風化させることのないよう、復興が着実に成し遂げられ、地域の振興がなされることを切望する」と願った。
写真=手を合わせ、犠牲者の冥福を祈る参列者


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