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胆江日日新聞
pickup : さようなら 上姉体幼稚園 4人転園、在園児ゼロに 20年度末閉園前に休園へ 保護者、住民らお別れ会(水沢)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2019-03-16 09:38:25 (462 ヒット)

 2020年度末の閉園が決まっている水沢の市立上姉体幼稚園は、新年度に園児数がゼロになるため休園となる。15日、同園でお別れ会が開かれ、園児や保護者、地域住民らが思い出を語り合い、62年の歴史ある園との別れを惜しんだ。4月から職員は常勤せず、年度途中で閉園する可能性がある。

 同園は1957(昭和32)年度、地元住民の自宅で私立双葉幼稚園として創立。58年度には旧水沢市立羽田幼稚園上姉体分園となり、67年度に姉体小学校上姉体分校跡地の現在地に移転した。99年度から3歳児保育をスタートさせ、2017年度からは3・4歳児が複式学級となった。
 本年度の園児数は年長児3人、年中児と年少児が各2人。園児の減少が続き、今後も適正規模になる見通しが立たないとして市教育委員会は昨年8月、19年度の入園児募集を停止し在園児卒園後の21年3月末に閉園する方針を示し、市議会が12月定例会で関連条例の一部改正案を可決、20年度末の閉園が決定した。
 しかし、在園児4人は新年度から市内の別の幼稚園に転園することになったため、新年度は休園措置を取る。園長と園長補佐は市立小山東幼稚園と兼務するが、上姉体幼稚園に職員は常勤しない。
 卒園式後に開かれたお別れ会には、地域住民ら約50人が集まった。小野寺章園長は「62年の歴史を振り返ると、たくさんの人にとって感慨深いものがあると思う。私たちにとっては、かけがえのない一年だった。子どもたちは思い出を持ちながら、新たな環境で心豊かに育ってほしい。最後まで支えてくれた保護者や地域の皆さまに感謝している」と述べた。
 園児と保護者全員がステージに立ち、園での思い出を語った。涙ながらに話す父母もいて、出席者が目頭を押さえた。子どもたちは「ずっとずっと忘れません。たくさんの思い出をありがとう。長い間お疲れさまでした。さようなら」と声を合わせ、お別れの曲を歌い踊った。
 同園PTA会長で、自身と子ども3人が同園に通った佐藤和文さん(43)は「園でしっかり教育してもらい、子どもたちは小学校へスムーズに移行できた。人数が少ない中、先生方と一緒に行事をどう盛り上げていくか苦労した面もあったが、保護者が皆協力してくれたのがありがたかった」と振り返った。休園・閉園については「時代の流れ、環境の変化とはいえ、園がなくなるのは寂しい」と話していた。
写真=お別れの曲を歌い踊る上姉体幼稚園児と保護者


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