岩手県胆江地域の情報を扱う地方紙。紙面リード記事、市町村や歳時記の紹介。
胆江日日新聞
pickup : 公共交通持続へ再構築 3次バス計画 面的対応加え検討 年内策定にたたき台(市)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2019-06-13 09:36:23 (320 ヒット)

 市は12日、地域公共交通会議(会長・及川新太副市長、委員26人)を水沢地区センターで開き、第3次市バス交通計画(19ー23年度)のたたき台を示した。これまでバス路線を維持することで線と線でつないできた公共交通ネットワークに、面的対応も加えて複数の移動手段を組み合わせることで、持続可能な体系の再構築を目指す。同会議での協議や意見公募などを経て、11月にも最終案をまとめ年内に策定するスケジュールで進める。

 3次計画は法改正も踏まえ、本年度で終了する2次計画を抜本的に見直す。市総合計画との整合性を図り、地域公共交通のマスタープラン(基本計画)として策定する。各交通手段での市全体の方向性を示し、市内バス路線の再編と交通拠点の整備に重点を置く。
 同日の会議では、計画概要や現況、課題を明記した1ー3章を説明。4ー7章の「基本方針・目標」「施策の推進体制」「実施計画」「達成状況の評価」は、7月と9月に予定している同会議で示す。
 市内では人口減少や自家用車への依存などで、公共交通の利用者が減少傾向にある。利用環境の悪化がバス乗車率の低下を招き、採算が取れず路線廃止となる負のスパイラルから抜け出せない。バス運転士不足や運転免許証を返納する高齢者の増加など、社会情勢が急速に変化する中、市民ニーズに対応しているとは言い難いのが現状だ。
 計画では、人口動態や市民の移動実態、公共交通の現状などを整理。バス利用調査や市民アンケート、既存データを基に、▽市街地と各地域の拠点間を結ぶ公共交通体系の再構築▽市民ニーズに即した有機的なネットワークの構築▽交通不便地域での高齢者・免許返納者への対応▽周辺自治体を結ぶ広域交通の維持▽サービス水準の不均等と地域内格差の是正ーーなど七つの課題を挙げた。
 市は面積が広大で市街地から山間部まで有するため、仮称・地区内交通、廃止路線代替バス・コミュニティバス(支線)、民間路線バス(幹線)という複数の移動手段の組み合わせが必要と捉える。面的な対応として、小型車両を走らせ身近な所から乗車できる地区内交通を活用。利用者を支線や幹線の拠点に集め、バス車両が「線」として拠点間を結び、利便性の向上と民間路線バス・コミュニティバスの維持につなげたい考えだ。
 出席者からは、中山間地の住民や高齢者への対応が鍵になるといった意見が出された。患者輸送バスや民間活用などを求める声もあった。
写真=第3次市バス交通計画のたたき台が示された市地域公共交通会議


購読のお申込み
新聞広告掲載料金とサイズ案内
困ったときの問い合わせ先
随想・寄稿・文芸などへの投稿
リニアコライダー
胆江地方について
写真

当ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は胆江日日新聞社に帰属します。
〒023-0042 岩手県奥州市水沢柳町8 TEL:0197-24-2244 FAX:0197-24-1281

ページの先頭へ移動