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胆江日日新聞
pickup : 乳幼児避難に学生の力 保育園と看護学校 ご近所で助け合い(水沢)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2019-06-14 09:38:13 (151 ヒット)

 水沢秋葉町のむつみ保育園(豊巻節子園長、園児130人)は、水沢多賀の水沢学苑看護専門学校(石山隆校長、学生106人)と連携し、災害発生時の園児避難の円滑化を図っている。昨年度スタートさせた取り組みで、学生にとっては乳幼児の特徴や触れ合い方を学ぶ絶好の機会になるなど、一石二鳥の効果を得ている。本年度からは小児看護学の実習でも協力関係を構築しており、相互協力を拡大させている。

 同園と同校は、直線距離にして約300メートル。数年前から学生たちが絵本の読み聞かせのため同園を訪れており、昨年からは災害時の連携支援体制も構築した。
 13日、同園で月に一度行っている避難訓練に学生たちも参加した。強い揺れの地震を想定し、園職員が同校に電話をかけ支援要請。数分後、2年生17人が駆け足で同園に到着した。
 特に手の掛かる乳幼児は、学生たちが手分けをしてお散歩カー(避難車)に乗せたり、抱きかかえたりして園舎近くの秋葉公園へ避難。訓練とはいえ、緊迫した雰囲気に泣きだす子もおり、学生たちは優しく声を掛けて安心させていた。
 乳幼児の避難を担当した小野寺琳音さん(20)は「怖がって泣いている子に『大丈夫だよ』と声を掛けた。子どもの気持ちになって接することの大切さを学べ、とてもいい経験になった」と話していた。
 同校と同園は災害時連携に加え、本年度から小児看護学の実習でも協力関係を構築。来年2月、学生たちが同園で5日間にわたり、乳幼児や幼児との接し方を学習する。同校の職員は「病院実習などで高齢者と接する場面は多いが、乳幼児と関わるチャンスは少ない。乳幼児ならではの特徴や成長、発達の過程を学習する場になれば」と期待していた。
写真=乳幼児らに声を掛け安心させながら、避難をサポートする学生たち


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