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胆江日日新聞
pickup : 住民つなぐ小麦栽培 世代超え汗流し交流(水沢黒石内堀地区)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2019-07-14 09:33:13 (253 ヒット)

 水沢黒石町内堀地区の住民有志でつくる「ろばだの会」(佐藤邦憲代表)は、地域の絆づくりと地域活性化を目指し小麦栽培を通じたプロジェクトに取り組んでいる。梅雨晴れが広がった13日、住民たちは地区内の栽培畑で刈り取りと棒掛け作業に汗を流し、交流の笑顔を広げた。

 15(平成27)年1月、息子の急死で在宅介護を受けていた高齢の母親も命を落とす痛ましい出来事を契機に発足した同会。住民の高齢化や1人暮らし高齢者が多い現状を踏まえ、地域のにぎわい創出と住民のつながりを深めようと交流事業を展開している。
 プロジェクトは「昔のご馳走を甦らせる」と銘打つ2カ年事業で、昨年度にスタートした。平地の少ない同地区で栽培されていたという小麦。先人たちの労苦を体感し、収穫した小麦粉で昔懐かしい郷土食「切りばっと(すいとん)」を作って味わいながら、絆を強めようとの狙いだ。
 初年度は秋に畑の掘り起こしや種まきを実施。本年度は春の小麦踏みや雑草取りを経て、この日の刈り取り作業を迎えた。
 地元の子どもや民生児童委員、お年寄りら15人が参加。約1・5アールの畑に繰り出し、鎌で一株一株刈り取り。束にした小麦をビニールハウスの骨組みに棒掛けした。子どもたちも汗して奮闘。市立黒石小4年の及川真里さん(9)は「小麦の束はチクチクしたが、楽しかった」、年長児の佐藤瑛人ちゃん(5)は「重かったけど、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒で面白かった」と笑顔だった。
 34世帯約110人が暮らす内堀地区。住民同士のつながり醸成が同会の目指すところだが、活動の裾野が広がりきれていないのが課題という。佐藤代表(73)は「今後も活性化へのさまざまな事業を仕掛け、地区全体に絆の輪を広げていきたい」と話す。
 この日、棒掛けした小麦は乾燥を経て脱穀・製粉、8月に開く収穫祭で「切りばっと」を調理し、参加者で味わう予定だ。
写真=小麦の棒掛け作業に挑戦する地元の子どもたち。8月には収穫祭を催し、「切りばっと」を味わう計画だ


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