岩手県胆江地域の情報を扱う地方紙。紙面リード記事、市町村や歳時記の紹介。
胆江日日新聞
pickup : 野球愛し1世紀 特別表彰受賞の水沢駒形倶楽部 地域に感謝、継続誓う(日本野球連盟)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2019-08-09 09:36:00 (217 ヒット)

 水沢駒形野球倶楽部(及川富美人部長、部員46人)は、来年で創部100周年の節目を迎えるのを前に、日本野球連盟の清野智会長から特別表彰を受けた。及川部長(75)ら首脳陣は8日、市役所本庁に小沢昌記市長を訪ね受賞を報告。「田舎町で100年もチームが続いたのは野球を愛した先輩方の存在があってこそ」と先人たちの労苦に思いをはせた。

 同倶楽部は1920(大正9)年、駒形神社の境内に旧水沢町内の若者たちが集まったのをきっかけに発足。神社近くの荒れ地を整地し、グラウンド作りから始まったという。創部3年目には現在の水沢公園に野球場が建設され、部員たちが日夜練習に明け暮れた。
 1954(昭和29)年には、神主打法で知られプロ野球で初のトリプルスリーを達成した岩本義行さんが監督に就任するなど、岩手の野球界をリード。69年の第40回都市対抗野球大会では、予選に30回以上出場したチームとして表彰を受けた。
 97(平成9)年には第二次予選東北大会でベスト4に進出。企業チームとも互角の試合を繰り広げてきた。全日本クラブ野球選手権大会には23回出場し、2度の準優勝などを経験している。
 現在は、「企業チームに勝ちたい」「もっとうまくなりたい」という目標を持ち、地元企業に就職した選手46人が所属。純粋な野球愛好家たちで活動しており、地元企業や地域の後押しを受けながら歩みを進めてきた。
 特別表彰は、7月13日に東京ドームで開かれた第90回都市対抗野球大会の開会式で受けた。都市対抗野球大会の舞台で日本野球連盟から創部100年の特別表彰を受けたのは、同倶楽部が全国で3チーム目。
 表敬訪問に訪れたのは及川部長のほか、及川正勝総監督(71)、加藤武監督(52)、坂本和彦マネージャー(57)の4人。小沢市長は「クラブチームが100年を迎えるのは全国でも珍しく、地方から野球の振興に大きく貢献された。田舎から全国の舞台を目指せるのは野球人にとってもうれしいこと。100周年を契機にこれからも活躍してほしい」とねぎらった。
 「100年の道のりで部員が少なく大変な時期もあったが、今は存続の心配もない。先輩方や地域の皆さんにお世話になったおかげ」と及川部長。加藤監督は「先輩たちがつないでくれた幸せな環境で野球ができている。高い技術を子どもたちに伝えていきたい」と決意を新たにしていた。
 同倶楽部は、来年の100周年に合わせ式典の開催などを検討しているという。
写真=小沢昌記市長に特別表彰を報告した水沢駒形野球倶楽部の及川富美人部長(右から2人目)


購読のお申込み
新聞広告掲載料金とサイズ案内
困ったときの問い合わせ先
随想・寄稿・文芸などへの投稿
リニアコライダー
胆江地方について
写真

当ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は胆江日日新聞社に帰属します。
〒023-0042 岩手県奥州市水沢柳町8 TEL:0197-24-2244 FAX:0197-24-1281

ページの先頭へ移動