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胆江日日新聞
pickup : 県議選奥州 菅野氏トップ当選
投稿者 : tanko 投稿日時: 2019-09-09 02:37:08 (996 ヒット)

現職4氏、新人1氏が議席
知事選は達増氏4選


 岩手県知事選と県議選は8日、投開票が行われ、県知事選は無所属で4野党推薦の現職達増拓也氏(55)が4選を果たし、無所属で自民、公明推薦の元県議の新人及川敦氏(52)を退けた。一方、県議選奥州選挙区(定数5)は、いずれも国民民主現職の菅野博典氏(42)=江刺=、郷右近浩氏(54)=水沢=、会社役員の新人で無所属の千葉秀幸氏(32)=胆沢、国民民主推薦、いわて県民クラブ現職の佐々木努氏(54)=前沢=、共産現職の千田美津子氏(65)=水沢=の現職4氏、新人1氏が激戦を制した。

 県議選奥州選挙区は、2015(平成27)年の前回選より1氏増の9氏が出馬。8月30日の告示から9日間の論戦を展開した。いずれも無所属の新人5氏が攻勢を強めたが、現職4氏が実績や知名度、組織力で勝った格好だ。
 トップ当選の菅野氏は、地元江刺の票を確実にまとめて再選を決めた。大票田の水沢は各候補の支持が入り乱れる中、郷右近氏は地元水沢以外でも着実に票を取り込み4選を果たした。同選挙区最年少候補の千葉秀氏は地元を固め、前回選で失った胆沢の議席を奪い返し初当選した。3選の佐々木努氏は対立候補を退け前沢・衣川の地盤を譲らなかった。水沢の千田氏は共産基盤を中心に集票して議席を守り再選した。
 一方、金ケ崎町の農業で新人の千葉実氏(64)は同町を6割超固めて加速したが、一歩届かなかった。前回選の雪辱を期した会社役員の新人菅原勝一氏(53)=水沢、自民・公明推薦=は保守層を中心に支持拡大するも及ばなかった。元県職員の新人佐々木友美子氏(56)=水沢、社民推薦=は連合岩手推薦を得て追走したが、届かなかった。前奥州市議の新人鈴木雅彦氏(52)=前沢、国民民主推薦=は出馬表明の出遅れも響き、浸透しきれなかった。


【県議選奥州選挙区 開票結果】8日午後11時23分、選管確定

当 菅野博典(42)国民現(2) 11,312票(奥11,130、金182) 
当 郷右近浩(54)国民現(4) 11,174票(奥10,513、金661)
当 千葉秀幸(32)無所属新(1) 8,111票(奥7,744、金367)
当 佐々木努(54)県民現(3)  7,998票(奥7,657、金341)
当 千田美津子(65)共産現(2) 7,760票(奥7,347、金413)
  千葉 実(64)無所属新  6,242票(奥1,229、金5,013)
  菅原勝一(53)無所属新  6,048票(奥5,657、金391)
  佐々木友美子(56)無所属新 5,584票(奥5,038、金546)
  鈴木雅彦(52)無所属新  2,991票(奥2,911、金80)

※国民=国民民主党、共産=日本共産党、県民=いわて県民クラブ、奥=奥州市、金=金ケ崎町、丸数字は今回を含めた当選回数
※案分は切り捨て


江刺の声を届ける(菅野博典氏)
 午後10時すぎ、当確の報が入ると、事務所は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。支援者約80人に迎えられた菅野氏は「江刺の声を県政に届けると訴えてきた。農村の活性化、医療の課題、若手世代の活躍の場をどうつくるか皆さまの意見をいただき、県政につないでいく」と誓った。


未来のため働く(郷右近浩氏)
 午後10時15分ごろ、郷右近氏は妻みちるさん(41)らと支援者の前に姿を現し、一人一人と握手。「本当に厳しい選挙戦だった。奥州、金ケ崎地域の未来のため働きたい」。前回より約1200票の上積みに「皆さんが危機感を持って臨んでくれたおかげ」と感謝の言葉を述べた。


感謝の思いしか(千葉秀幸氏)
 午後10時半ごろ、胆沢若柳の選挙事務所に当選確実の知らせが届くと、拍手と歓声が湧き起こった。妻絵理さん(29)と共に迎えられた千葉氏は「感謝の思いしかない。皆さまのお力をいただき、このまちのために新たなスタートを切りたい」と感極まった様子で誓いを新たにした。


票の重みを実感(佐々木努氏)
 午後10時半ごろ、前沢七日町の事務所に当確の知らせが入った。支援者約240人は歓声を上げ、握手や抱擁を交わした。佐々木氏は「厳しい戦いだった。皆さんの思いが詰まった票の重みを今かみ締めている。これからの4年も県議会で頑張っていく」と決意を新たにした。


幸せ感じる県政を(千田美津子氏)
 午後10時半ごろ、水沢土器田の事務所に吉報が伝えられると、大きな拍手が湧き起こった。千田氏は、笑顔で支援者たちと握手。「厳しい選挙戦となったが、皆さんと戦い抜くことができた。2期目は、幸せが実感できる県政を実現していきたい」と力強く決意を述べた。

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県議選奥州 新人4氏 敗戦の弁
多くの支えで戦えた(千葉実氏)
 金ケ崎町の事務所に集まった支援者を前に、千葉氏は「私の力不足。ただ選挙戦では多くの人に支えられ挑戦できた。落選は悔しいが、訴えてきた意志と行動を今度は皆さんと一緒に明るいまち、地域づくりにつなげたい」と語った。

自身の力不足痛感(菅原勝一氏)
 水沢東町のホテルで、集まった支援者を前に菅原氏は「15万人都市という目標と28年ぶりに政権与党とパイプをつなぎたいと一生懸命訴えたが、自分の力不足を痛感。申し訳ありませんでした」と深く頭を下げた。

今後も共に歩みたい(佐々木友美子氏)
 水沢東大通りの事務所に集まった支援者を前に佐々木氏は「申し訳ないという一点に尽きるが、皆さんと6カ月間歩んだことは、まちづくりの大きな力になったのではないか。今後も共に歩んでいきたい」と述べた。

あすから一つ一つ(鈴木雅彦氏)
 前沢白山の事務所で、支援者に頭を下げた鈴木氏は「ひたすらに自分の力が足りなかった。なかなか伝わらないことも多いと実感した。結果を受け止め、あすからまた一つ一つ積み上げていきたい」と語った。


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