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胆江日日新聞
pickup : 猛烈な台風19号、連休直撃の恐れも 収穫の秋 厳戒態勢 水稲やリンゴ 「被害なく」祈る生産者(胆江)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2019-10-10 09:34:40 (241 ヒット)

 大型で猛烈な台風19号は9日午後、小笠原近海を北北西に進んだ。勢力を維持したまま本州に近づき、12日夜から13日にかけて本県に最接近しそう。進路によっては直撃する恐れもあり、今後の台風情報に注意が必要だ。胆江地方では3連休に予定されていた水沢産業まつりの中止が既に決まるなど、各種イベント開催に影響も。水稲やリンゴなど実りの秋を迎えており、生産者は厳戒態勢。被害が最小限にとどまるよう祈りながら、収穫を急ぐなど対策を講じている。

 気象庁によると、台風は非常に強い勢力を保ったまま、12日から13日にかけ西日本から東日本に接近し、上陸する恐れがある。その後13日に三陸沖で温帯低気圧に変わる見通し。台風の北上に伴い、12日から13日ごろにかけて、西日本から北日本では大荒れの天気となる見込みだ。同庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫への警戒を呼び掛けている。
 胆江地方では9日、台風接近に備え、農作物への被害を最小限に抑えようと対策を講じる農家の姿が見られた。
 7ヘクタールの園地でリンゴを栽培する江刺愛宕の江刺スターファーム(紺野啓社長)では、十数人がトキやシナノスイートの収穫を進めた。紺野社長(57)は「台風の接近と一日当たりの収穫可能量を逆算し、きょうは朝から作業して備えている。被害が少ないことを祈る」と話していた。
写真=台風接近に備え、リンゴの収穫を進める作業員=江刺愛宕

水沢産業まつり
全行事 取りやめ
長沼町物産、15日から販売

 台風19号接近を受け、胆江地方で3連休中に予定されていた行事は中止や延期の措置が取られる。12、13日の2日間、水沢中上野町の水沢体育館と水沢公園広場で予定されていた第54回市水沢産業まつり(同まつり実行委員会主催)は、全ての催しを中止。併催される第47回姉妹都市・北海道長沼町物産展の商品は発送済みのため、15ー18日にみずさわ観光物産センターで販売する。
 実行委事務局は8日の段階で、テントの風害対策を中心に協議していたが、台風の最新情報を確認し9日朝に中止を決定した。
 昨年は2日間で約3万2000人が来場した同産業まつり。9日の定例記者会見で、実行委会長を務める小沢昌記市長は「市民の安全安心を第一に考えた。もしも被害が発生した時、市として対応が可能かという点も考慮し判断した。縮小開催したとしても台風の中、市民らに足を運んでもらってよいのかとの思いもあり、苦渋の決断だった」と述べた。
 産業まつりの併催行事の目玉、第31回奥州水沢グルメまつり(同グルメまつり実行委主催)の中止は13(平成25)年以来。日本一のジャンボ鉄鍋で作る芋の子汁6000食のために用意した里芋などの具材は、6年前と同じく市内の介護施設などに提供し有効利用してもらうという。
 胆江地方ではこのほか、水沢羽田町字水無沢の社会福祉法人愛護会で12日に予定していた「福祉の森秋まつり」の中止を発表。JA江刺も、13日に江刺玉里字稲荷崎の園芸センターで開く「江刺りんごサポーター収穫体験」の中止を決めた。
 前沢の生母地区センターで13日に開催予定の「生母げんき祭り」は、14日に延期した。


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