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胆江日日新聞
pickup : 県南の工房 魅力ぐるっと 「オープンファクトリー五感市」が開幕 伝統工芸・食品・酒蔵 製造現場23カ所公開 回遊性高め地場産業PR(奥州、一関 平泉3市町)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2019-11-09 09:40:50 (210 ヒット)

 奥州、一関、平泉の県南3市町のものづくり工房などを公開するイベント「オープンファクトリー五感市」は8日、4日間の日程で開幕した。伝統的工芸品のほか、職人のこだわりが詰まった製品や食品など、普段は見ることができない製造現場を一挙公開。スタンプラリーなど回遊性を高める企画も盛り込みながら、訪れた人たちにものづくりの良さを“五感”で堪能してもらっている。
 若手の工芸品作家や経営者らを中心に実行委員会(佐藤圭委員長)を組織。3市町などが共催し、胆江日日新聞社などが後援している。参加事業所は奥州市10カ所、一関市11カ所、平泉町2カ所の計23カ所。見学可能な時間は異なるが、基本的に事前申し込み不要で気軽に訪れることができる。予約制で締め切った事業所もあるが、製造体験などができる工房もある。

 初日は、平泉町の平泉文化センターでオープニングセレモニーが行われた。南部鉄器の伝統工芸士でもある佐藤委員長は「2回目の今年はスタンプラリーを新たに設け、1カ所でも多く足を運んでいただけるよう工夫した。フォトコンテストや自転車ツーリズムも新たに企画。普段どのような仕事をしているのか、ぜひ五感で楽しんでほしい」とアピール。「全国各地の伝統工芸の職人から聞かれるのは、衰退しているといった声。しかし、五感市で岩手のものづくりの現場は元気であることを示し、岩手を少しでも盛り上げてきたい」と決意を新たにした。
 県南広域振興局の平野直局長、奥州市の及川新太副市長らの祝辞に続き、関係者がテープカット。開幕を祝った。
 奥州市内の公開事業所のうち、水沢羽田町字堀ノ内の及源鋳造(株)(及川久仁子社長)では、鉄鍋や鉄瓶を量産する工場を公開。訪れた人たちは、製造機械の大きな音が響く中、従業員の案内で製品が出来上がるまでの工程を見学した。
 東京都江戸川区から訪れた会社員上田真也さん(38)は「妻の仕事の関係で、ちょうどこの地域に来ていたので回ってみようと思った。南部鉄器は見たことはあるが、制作現場を見たのは初めて。すごいことをやっているんだと実感した」と話していた。
 スタンプラリー台紙を兼ねたガイドマップは、公開事業所などで入手することができる。イベントに関する問い合わせは、世界遺産平泉・一関DMO活性化拠点「一BA(いちば)」(電話0191・48・3838)へ。
写真=鉄瓶が完成するまでの工程の説明に耳を傾ける見学者たち=水沢羽田町、及源鋳造


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