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胆江日日新聞
pickup : 財源確保に新たな一手 「命名権」事業導入へ 公共施設やイベント対象 年明けに公募、選定(金ケ崎町)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2019-12-03 09:36:39 (200 ヒット)

 金ケ崎町は、所有公共施設の命名権を民間企業などに販売するネーミングライツ事業に乗り出す方針だ。町有のスポーツ・文化施設に加え、町主催イベントを対象に民間事業者らからスポンサーを募り、税収が伸び悩む中で新たな財源を確保する狙い。月内に実施要綱を定め、来年1月に対象施設やイベントを絞り込み公募をスタート。審査を経て3月中にスポンサーを決定し、早ければ新年度から新たな愛称で呼ばれる見込みだ。2日、町役場で開いた議員全員協議会で示した。

 社会保障関連費や公共施設の維持管理費などの増加に伴い、今後も財政調整基金を取り崩しながらの財政運営を強いられる同町。税収以外の財源確保は町政課題の一つに挙げられる。
 今年7月、金融機関が森山総合公園野球場の命名権を得たいと町側に打診。これを機に町は新たな財源として期待できる命名権事業を検討し、新年度からの導入を決めた。
 町は他市町村の類似施設の命名権料などを参考に、対象施設の最低金額を示す形で年明けから公募を始める。契約期間は3ー5年を想定しており、スポンサーの意向で更新できるようにする。
 副町長らで構成する審査委員会を設置し、応募者の経営状況や希望する愛称、命名権料を巡り審査。応募者の適否や優先交渉順位を決め、スポンサーを選定する。各施設の指定管理者の了解も得る。
 同町西根の森山総合公園では、野球場のほか、陸上競技場やテニスコートなど施設ごとにスポンサーを募る意向。町文化体育館や和光ドーム、荒巻公園など幅広い施設を対象とすることで、多くの企業の関心を呼び込みたい考えだ。
 町財政課は、対象となる施設やイベントの愛称としてふさわしいだけでなく、親しみやすさや呼びやすさも踏まえ、町民の理解を得られるネーミングを選びたいと説明。高橋宏紀課長は「行財政改革の一環であり、今後も税収以外の財源確保に積極的に努めていきたい」と話す。
 県内では、盛岡市が盛岡南公園球技場を「いわぎんスタジアム」、市アイスリンクを「みちのくコカ・コーラボトリングリンク」などと命名。西和賀町では錦秋湖グラウンドが「北上信金スタジアム」と名付けられている。
 一般的に命名権料は施設の規模などに伴い差がある。いわぎんスタジアムは23(令和5)年度末までの4年間、岩手銀行が年額200万円(税抜き)で契約している。
写真=金融機関から既に命名権取得が打診されている森山総合公園野球場


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