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胆江日日新聞
pickup : 訴え重ね求める支援 町議選告示 18陣営 激戦突入(金ケ崎)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2020-02-12 09:40:57 (398 ヒット)

 11日に告示され、少数激戦となった金ケ崎町議選(定数16)。同日朝、各候補が第一声に臨み、有権者が審判を下す16日の投開票に向けて5日間にわたる選挙戦に突入した。各陣営の選挙カーが候補者名を連呼しながら町内を行き交い、有権者に重ねて支持を訴えた。地縁血縁が有権者の投票行動を左右しがちな町議選だが、人口減少時代を迎えての地域づくりや、農業、産業振興、福祉、医療の充実、防災力強化などを巡り、有権者が主張に耳を傾けている。

 立候補したのは現職12氏、元職1氏、新人5氏の計18氏で、うち女性は3氏。党派別では公明が現職1氏(永岡地区)、共産が現職1氏(街地区)、幸福実現が新人1氏(南方地区)で、15氏は無所属。生活圏別では、街地区が現職2、元職1、新人1の計4氏、三ケ尻地区が現職2氏、南方地区が現職1、新人3の計4氏、西部地区が現職2氏、永岡地区が現職3氏、北部地区が現職2、新人1の計3氏となっている。
 今回選は、年末年始に各地域で擁立作業が本格化。出馬に向けた出足は鈍く、一時は無投票の可能性も現実味を増した。ただ、1月中旬になって定数を超える17人目が出馬意向を示したことで、一気に選挙戦の様相を呈した。
 地盤とする地元で票固めに取り組みながら、隣接する他陣営の地域票を切り崩そうとする動きも活発化。昨年中から町内全域を対象にあいさつ回りを繰り返した陣営もあった。
 前回選で上位当選した現職候補の1人は「とにかく前に進むだけ。地元をきちんと固められるよう、誠心誠意、支持を訴えていきたい」と意気込む。再選を期す別の現職候補は「前回選では新人候補として有権者の期待を感じたが、当選後の4年間に対する評価は甘くなく、危機感を持っている。真摯に支持を呼び掛けたい」と必死さをにじませる。
 一方、新人候補の1人は「地域の人たちの声を町政に届けるためにも着実に支持を広げていきたい。まだまだ無名だが、地元を中心に浸透を図りたい」と意気込んだ。
 今回選では、農業振興や商工業の活性化、人口減対策、子ども・子育て支援、高齢者福祉の充実、防災力の強化などを公約に掲げ、支持を呼び掛ける立候補者が多い。
 同町西根荒巻の会社員、須恵愛未さん(36)は、立候補者の平均年齢が66歳となる現状を踏まえ、「60代の町議ももちろん必要だが、なるべく幅広い年代の議員構成が望ましい」と将来にわたる議員のなり手不足を危惧。「子育て支援に限らず、高齢者福祉や医療など多様な分野で若い世代の意見を町政に反映させてほしい」と期待を込める。
 各地域で高齢化率が高まる中、地域の活力をどう維持するのかも町政が直面している課題だ。同町六原下真栄木の農業菊地千代さん(69)は「農業の担い手も高齢化しており、先行きが心配。活気のあふれる町づくりにつながる議員活動を望みたい」と立候補者の主張に耳を傾ける。
 同町西根縦街道北の会社員、菊池国弥さん(44)は「国道4号の金ケ崎拡幅を早期に実現できるよう、町と共に働き掛けを強めてほしい」と議会活動に期待する。
写真=少数激戦となった金ケ崎町議選。立候補者の呼び掛けに応える支持者ら


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