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胆江日日新聞
pickup : 秋までに運営方向性 市が在り方検討委設置(市内スキー場)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2020-02-13 09:37:33 (383 ヒット)

 市内3スキー場を巡り「施設の廃止も視野に在り方を検討」とした市観光施設等の活用方針に基づき、市は12日、市スキー場の在り方検討委員会(委員長・東隆司市観光物産協会専務理事、委員9人)を設置した。同委員会は市民目線で市のスキー場事業について検討を重ね、秋ごろまでに案をまとめる。これを受けて市は、21(令和3)年度以降の運営の方向性を固め、市民に説明したい考えだ。

 江刺伊手の越路スキー場は、第三セクター江刺開発振興(株)(代表取締役・小沢昌記市長)が市の指定管理を受けて運営。胆沢若柳のひめかゆ、衣川長塚の国見平の2スキー場は市直営で経営している。
 入場者数は18(平成30)年度が越路1万3364人(前年度比565人減)、ひめかゆ1万5249人(同802人減)、国見平9699人(同671人減)。06ー18年度の平均は越路1万1450人、ひめかゆ1万2337人、国見平7506人だった。
 収支差引額は、毎年度マイナスで推移している。スキー場事業への市支出額は06ー18年度の平均で越路約2163万円、ひめかゆ約1750万円、国見平約2792万円。機器類が破損すると多額の修繕費がかかることもあり、3スキー場合わせて年平均6700万円余りを市が支出してきた。
 初回の委員会は市役所本庁などで開かれ、小沢市長は「全国的にスキー場経営は厳しい。広く意見を募り皆さんに説明し、理解をいただける方向で改革していかなければならない。短絡的な発想ではなく幅広く考え、未来を見据えていく時期にきている」と述べた。
 市側が同活用方針やスキー場の経営状況、本県のスキー客入込動向などを説明。委員は3施設を視察し、スタッフから特徴や利用状況などを聞き取った。
 本庁に戻った後の意見交換では「それぞれ特色があり、魅力も伝わってきた」「地域の雇用や市民の健康増進などの観点からスキー場は必要」などの声が上がった。
 一方で委員の一人は、赤字が続く状況を問題視し「運営継続を市民に理解してもらうのは困難。現実を直視して地域にも伝え、早めに手を打つべきだ」と厳しく指摘。「雪が少なく営業日数が減るのを『想定内』として検討を」との意見もあった。
写真=施設を見て回る市スキー場の在り方検討委員会メンバーら=ひめかゆスキー場


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