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胆江日日新聞
pickup : 食からつなぐ生活支援 困窮世帯支えるフードバンク 市内2団体 不足傾向の食品提供 幅広く協力呼び掛け(市社福協)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2020-06-30 09:40:53 (218 ヒット)

 市社会福祉協議会(岩井憲男会長)は、市民や企業などから食料品の提供を受けて生活困窮者へ配布する「フードバンク」事業を展開している。29日、水沢ボランティア連絡協議会(岩城秀弥会長)と明治安田生命相互会社岩手南支店がカップ麺やレトルト食品などを提供。新型コロナウイルス感染症拡大による自粛生活の影響か、インスタント食品の受け入れが不足気味だったが、寄せられた善意を生活困窮者の自立支援につなげていく。

 長期の失業や非正規雇用による低収入など、さまざまな背景により経済的に困窮する世帯がある中で、近所付き合いの希薄化による社会的孤立が状況を一層深刻化させる。市社福協は、市民や企業などの協力を得て生活困窮者を食から支えるセーフティーネットを構築するとともに、取り組みを通して専門支援機関につなげようと力を入れている。
 市社福協のフードバンクは、15(平成27)年10月にスタート。▽保存食品▽インスタント食品▽飲料水▽ベビー用品▽災害用食品ーーなどの9品目を市民らから募り、必要とする人に配布している。
 水沢横町の市社福協くらし・安心応援室によると昨年度は86件の利用があり、48世帯66人が食料品の提供を受けた。年齢層は10代から高齢者まで幅広く、相談に訪れた現金を持っていない人に、その場で提供するケースもあったという。
 同日、水沢ボラ連はレトルト食品や調味料、缶詰など145点(2万2950円)を提供。岩城会長は「まだまだ足りないと思うが、役立ててほしい」と所属する20団体から集まった善意を託した。岩井会長は「世の中はたくさんの人の思いで成り立っている。フードバンクの取り組みを多くの人に知ってもらえたら」と感謝した。
 受け入れている食品は、いずれも常温保存ができるもの。賞味期限が3カ月未満または非表示、開封済みの場合は対象外になる。
 カップ麺や乾麺などのほか、麺つゆ、パスタソースなども不足傾向。同応援室は「米どころの地域なので米は豊富だが、調味料が不足している」と幅広い提供に協力を呼び掛け、「フードバンクの利用から生活全般のさまざまな相談につなげたい」と話している。
 食料品提供や相談は総合窓口の同応援室のほか、市社福協各支所で受け付けている。問い合わせは同応援室(電話47・4546)へ。
写真=市社会福祉協議会のフードバンクに食料を提供する水沢ボランティア連絡協議会の岩城秀弥会長(中央)ら


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