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胆江日日新聞
pickup : “分からない”が分かった 政府の観光支援「GoToトラベル」 説明中継聞くも困惑(奥州観光物産協会)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2020-07-28 09:38:15 (236 ヒット)

 政府による観光関連産業の支援事業「GoTo(ゴー・トゥー)トラベル」に関する説明会が27日、仙台市内で開かれ、ウェブ中継でも配信された。奥州市観光物産協会(菊池達哉会長)の職員らもパソコン画面に向かい説明を聞いたが、既に公開されている概要の紹介が中心。同協会など地域の観光関係団体が窓口となって呼び掛ける「地域共通クーポン」の募集方法や具体的な手続き、スケジュールなどはほとんど示されなかった。急ごしらえの事業にドタバタ感は拭えず、知りたい情報をほとんど聞けなかった同協会職員は、「分からないことが分かった」と皮肉った。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、落ち込んだ観光産業の需要喚起を目的としたGoToトラベル。22日に前倒しで始まったが、説明会が事業スタート後に開かれるという異常事態に、観光産業関係者の混乱、困惑は広がるばかりだ。
 27日の説明会も、観光庁がホームページで公表している事業概要を「おさらい」するような内容。一般旅行客が知っておくべき情報と、旅行代理店や観光関係団体など「旅行業界のプロ」だけが押さえておけばよい情報が一緒くたになって説明されたことで、分かりにくさに輪をかけた。
 説明会場にいた参加者から「若者や高齢者の団体旅行、大人数の宴会を控えるようにとあるがどこまでがどうなのか抽象的。どう捉えればよいのか」という質問も。対応した観光庁の職員は「全部が全部だめという意味ではない。『3密』を回避するよう注意してもらうとともに、宿泊施設などでも換気をするなど感染防止に努めてほしい」と回答。このやりとりに、奥州市観光物産協の及川忠彦係長も「もし、万が一のことが起きたら誰の責任になるのか」と首をかしげた。
 同協会など、地域の観光関係団体は9月以降から加わる支援策「地域共通クーポン」の利用可能店舗登録を呼び掛ける立場になる。しかし、同日の説明では具体的な内容や募集方法などは示されなかった。
 同協会の東隆司専務理事は「地元の旅館関係者からは、県や市町村が実施するキャンペーンに加え『GoTo』が加わり、混乱しているという話を聞く。今日の説明も、よく分からないというのが正直なところだが、そればかりも言っていられないので、会員事業所に的確な情報を提供できるよう努力する。感染防止策を万全にし、観光客を受け入れたい」と話していた。
写真=GoToトラベル説明会の中継動画を見る市観光物産協会の東隆司専務理事


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