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胆江日日新聞
pickup : 発掘調査に期待込め 後藤寿庵教会跡地 毘沙門堂解体始まる(水沢福原)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2020-07-30 09:35:24 (237 ヒット)

 「胆沢平野開拓の祖」でキリシタン領主・後藤寿庵の教会跡地と伝えられる福原毘沙門堂=水沢福原=の解体作業が29日、始まった。近年の調査では、日本人キリシタン夫婦の遺体が埋葬されている可能性があるとされており、老朽化した毘沙門堂の建て替えに合わせた発掘調査への機運が高まっていた。毘沙門堂建替・発掘調査実行委員会(高橋栄蔵会長)は、発掘成果に期待を示しつつ、長年親しんだ毘沙門堂の姿に別れを告げた。解体作業は8月中旬までに完了する見通しだ。

 同実行委は後藤寿庵顕彰会を中心に、地元町内会や老人クラブなどで昨年11月結成。寿庵と親交のあったアンジェリス神父の書簡に「日本人のキリシタン夫妻が処刑され『寿庵の天主堂』の祭壇下に埋葬された」と記されていたのが判明し、発掘を望む声が高まっていた。
 解体される毘沙門堂は約160年前に建てられた。1955(昭和30)年ごろ、屋根の修繕が行われている。
 同日は、実行委関係者や地元住民ら約30人が毘沙門堂前に集まった。カトリック水沢教会の高橋昌司祭が工事の安全を祈願。業者による解体作業が始まった。
 建て替えと発掘調査などにかかる総事業費は800万円。実行委が協賛金を募ったところ、29日現在、胆江地区内外から600万円寄せられた。
 解体作業後の発掘作業には、専門家の事前指導を受けた夏休み中の地元小学生、同実行委の関係者が参加する。新たな毘沙門堂の建設は秋ごろを予定する。高橋会長(75)は「離れた場所に暮らす人たちも期待している。発掘成果が楽しみ」とほほ笑んだ。
 協賛金は引き続き募る。企業・団体が1口1万円、個人が同2000円(いずれも1口以上)。問い合わせは同実行委事務局の水沢南地区センター(電話25・7990)へ。
写真=発掘調査の成果に期待を込める高橋栄蔵会長(左から2人目)


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