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胆江日日新聞
pickup : 交流ある水沢で広がる哀悼 李登輝氏(台湾元総統)死去 特別展示を準備(後藤新平記念館)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2020-08-01 09:38:52 (356 ヒット)

 台湾総統を1988年から12年間務め、台湾の民主化と経済発展に力を尽くし「民主化の父」と呼ばれた李登輝氏。死去の報から一夜明けた31日、「台湾近代化の父」としても知られる後藤新平(1857ー1929)を通じて交流のあった水沢でも哀悼の声が広がった。
 李氏は、総統を退いた後の07(平成19)年6月4日に水沢を訪問。第1回後藤新平賞授賞式の出席など私的な訪問として、平泉町の中尊寺や水沢大手町の市立後藤新平記念館に足を運んだ。

 訪問日は、新平の150回目の生誕日。李氏は、後藤伯記念公民館で開かれた生誕祭式典にも足を運び「新平の恩恵で台湾の発展がある。新平と同じような考え方を持って努力した」と新平の功績に触れ、「日本には新平のようなリーダーシップを持った人物が必要で、そのような人材を育ててほしい」と呼び掛けたという。
 後藤新平顕彰会の一員として式典に出席していた水沢南大鐘の村上徳也さん(85)は「公の訪問ではないということだったが、警備の数がものすごかった」と当時を振り返る。「長い時間の滞在ではなかったが、新平と台湾の関係性や新平から受け継いだ思いを子どもたちにも分かりやすく伝えてくれた。生の声を聞ける機会に感激した。政権が代わっても常に日本のことを思ってくれた人だった」と懐かしんだ。
 李氏の功績や水沢との関わりを広めようと、新平記念館では李氏の特別展示を企画中。常設展示として李氏が来館した際の様子を伝えていたが、同館で所蔵する写真や本なども並べるという。
 同館の中村淑子学芸調査員(52)は「台湾と日本の架け橋となってくれた人」と生前の李氏をしのんだ。
写真=李登輝・台湾元総統の特別展示を準備する市立後藤新平記念館


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