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胆江日日新聞
pickup : 束稲山麓を世界農業遺産に 二次審査控え現地調査(北上川学習交流館あいぽーと)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2020-10-20 09:38:40 (304 ヒット)

 奥州市前沢、一関市舞川、平泉町長島にまたがる束稲山麓地域の世界農業遺産認定申請に係る承認と、日本農業遺産の認定に向けた現地調査は19日、一関市狐禅寺の北上川学習交流館あいぽーとなどを会場に実施された。
 世界農業遺産は、世界的に重要かつ伝統的な農業を営む地域を国連食糧農業機関(FAO)が認定する制度。日本農業遺産に認定された上で、国が世界農業遺産の申請にふさわしいと判断すれば、FAOに申請できる。

 3市町と県南広域振興局で構成する束稲山麓地域世界農業遺産認定推進協議会(会長・青木幸保平泉町長)は、地域活性化に向け認定取得に取り組んでいる。今年7月、国へ「束稲山麓地域の北上川洪水害に適応した農地利用と営農システム」を申請。一次審査を通過し、世界農業遺産等専門会議委員や農林水産省職員らが現地調査に入った。
 あいぽーとには早朝から専門会議委員ら約20人が集まり、同推進協メンバーが束稲山麓地域の歴史と特徴を説明した。
 同推進協の高橋昭雄副会長は「北上川の洪水被害とそれを利用した農業には先人たちの知恵が詰まっており、今日まで大切に引き継いできた。調査と合わせて地域のための助言もお願いしたい」とあいさつ。現地調査に訪れた楠本良延委員は「資料に目を通すだけでは伝わらないことが多くある。実際に目で見て、じっくり話を聞く機会として活用させていただく」と話した。
 あいぽーとでは北上川周辺の地図を見ながら、土地の特徴や農業利用の歴史などに理解を深めた。その後、委員らは一関市舞川の北上川遊水地展望台や平泉町長島の石積棚田、奥州市前沢のイロハモミジの森などを巡った。
 21(令和3)年1月のプレゼンなどによる二次審査を経て、同2月に世界農業遺産への申請承認と日本農業遺産の認定可否が決定される見通し。早ければ再来年初めに世界農業遺産の認定地域が決まる見込みだ。
写真=北上川周辺の地図を見ながら行われた現地調査=一関市狐禅寺の北上川学習交流館あいぽーと


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