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胆江日日新聞
pickup : 初舞台 演劇の魅力体感 人材育成へ小劇場 次回は来年2月 第21回前沢劇場は延期(前沢ふれあいセンター)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2020-10-25 09:39:49 (309 ヒット)

 奥州前沢小劇場(前沢劇場実行委員会主催)の初公演は24日、市前沢芸術祭の一環として前沢ふれあいセンター2階研修室を会場に全3回上演された。後進育成を目標に立ち上げた企画で、初出演や初めて脚本を書いた参加者も多く、上演を通して演劇の魅力を体感。集まった市民ら約150人は、個性豊かな3演目を楽しむとともに、今後の活躍に期待した。同日は、来年2月に予定していた第21回前沢劇場の延期も発表。同2月には小劇場の第2回公演を行い、地域で育んできた演劇の火を絶やさず来年度につないでいく。

 各公演で15分ほどの演目三つを披露。大森悠平さん(24)=前沢山下=が脚本家デビューを果たした「もう一度、あの夏を」は、10年前に亡くなった京子と、幼なじみの良太、海斗が一夜限りの再開を果たす感動作。幽霊として現れた京子が、10年間秘めていた恋心を明かすシーンでは会場中が息を飲んだ。
 大森さんは「お客さんだけでなく、演者も楽しんでいるのが伝わってきて安心した。挑戦して良かったという思いが強いので、脚本活動を続けていきたい」と意気込む。
 海斗を演じた柴田征弥さん(29)=前沢道場=は、この日が初舞台。前沢劇場に出演経験のある知人から勧められて参加を決めたといい、「2回目の公演でせりふをとばしてしまうことがあったので少し落ち込んでいる。まだ自分なんかが出演して良かったのかという思いは拭えないが、また機会をもらえるなら挑戦してみたい」と前を向いた。
 続く演目「ボク ノ トクギ ワ 〜夢の舞台〜」と「竹のこ物語」は、人気ドラマ作品のせりふや誰もが知る童話を盛り込んだユーモアあふれる作品。会場は笑いに包まれ、来場者たちは惜しみない拍手を送った。
 退場する演者に来場者が声をかける場面も多く見られ、演者と観客の距離が近く、和気あいあいとした温かみのある公演に。前沢七日町から訪れた60代男性は「どの作品も現実と空想を織り交ぜた世界観が非常に面白い。ユーモアや風刺の面も感じられ、今後にも期待したいと思える時間だった」と、参加者らの今後に期待していた。
 同日、同実行委は小劇場の第2回公演開催を発表。例年2月に行う奥州前沢劇場公演は、新型コロナウイルス感染防止の観点から本年度は実施せず延期。代わりに同2月21日に小劇場の第2回公演を行う。詳細は未定だが、第1回同様出演者や脚本、演出を市民から募集する考えだという。
 市前沢芸術祭は、25日午後1時から前沢音楽祭、11月1日同1時から前沢文化祭舞台部門を同センターホールで開催する。いずれも入場無料だが、事前に配布した指定席整理券が必要。
写真=奥州前沢小劇場第1回公演「もう一度、あの夏を」。左が柴田征弥さん


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