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pickup : 冬道の往来 安全支える 除雪作業前に出動式(水沢国道維持出張所)
冬の到来を前に、国土交通省岩手河川国道事務所の水沢国道維持出張所(及川俊一出張所長)などは12日、水沢佐倉河の同出張所で除雪機械出動式を行った。昼夜問わず地域住民のライフライン確保に従事する作業員たちが安全を祈願。降雪への備えを万全にした。
同出張所は、花巻市内(旧石鳥谷町境)から一関市の宮城県境までの国道4号76・2キロを管理。除雪トラックや除雪グレーダー、凍結抑制剤散布車などの車両11台で除雪作業に臨む。
約30人が出席した出動式を前に、除雪を請け負う水沢真城の(株)浅間建設(浅間光将代表取締役)が安全祈願式を主催。玉串奉てんなどの神事を執り行い、無事故と作業の安全を祈願した。
出動式では、同社オペレーター代表の猿橋昂紀さんが「安全第一を最優先に掲げ、除雪作業を無事故で完遂する」と決意表明。除雪機械の鍵が引き渡され、オペレーターたちがエンジンを始動させた。
同事務所の飯田学・事業対策官は「昨年の積雪は少なかったが、今年は新型コロナウイルス感染防止対策も求められる厳しい環境。健康に留意して安全な作業を」と激励。奥州署の菊地一也署長は「県民の生活と経済活動を支える重要な役目。万全の準備で作業してほしい」と呼び掛けた。
出動式終了後、水沢小石田のこじか幼稚園の園児たちを対象とした除雪学習会も繰り広げられた。
写真=合図とともに除雪機械のエンジンを一斉に始動させるオペレーターたち