岩手県胆江地域の情報を扱う地方紙。紙面リード記事、市町村や歳時記の紹介。
胆江日日新聞
pickup : 来年度予算の編成方針示す 人口減対策に重点 持続可能な行財政運営 「自立」へ重視(金ケ崎町)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2020-11-14 09:38:56 (287 ヒット)

 金ケ崎町は13日、21(令和3)年度の予算編成方針を示した。第11次町総合計画(11次総計)の初年度となる新年度は、町の最重要課題に掲げる人口減少対策に加え、持続可能な行財政運営を引き続き重視する。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う企業業績の悪化で税収減が見込まれる中、厳しい財政状況や将来見通しを職員一人一人が共有し、「自立の町」として限られた財源の有効活用に努めるよう呼び掛けた。

 各課の予算要求を前に説明会が同日開かれ、職員ら40人余りが出席。高橋宏紀企画財政課長らが編成方針を各課に伝えた。
 町の財政状況を巡っては、19年度決算に基づく財政健全化判断比率のうち、将来負担比率が9・4%で前年度に比べ10ポイント改善。実質公債費比率も14・4%となり、0・3ポイント好転した。ただ、税収の伸び悩みや社会保障関連経費、公共施設の維持管理費などの増加傾向に伴い、今後も町の貯金に当たる財政調整基金を取り崩しながらの財政運営を強いられる見通しだ。
 21年度予算編成の基本方針として同課は、「11次総計のスタートの年であり、将来の町の方向性を定める上で重要な年度」と説明。引き続き人口減対策を最重要課題と位置付け、転入者が転出者を上回る社会増の好機を生かし、積極的な施策展開を図るとした。
 住民ニーズが多様化する中、中期財政見通し(21ー25年度)を意識しながら、「自立の町」として持続可能な財政運営を行う必要性も強調。歳入の確保、事業の必要性の明確化と効果的な展開、経常経費の縮減と歳出規模の抑制、計画的な施設整備・維持など7項目を踏まえて予算を要求するよう促した。
 各事業の進捗や成果の検証結果を基に、今後の事業の在り方を確認することも念押しした。
 高橋課長は、トヨタ自動車東日本が最大で約240人が入居できる従業員向け単身寮を町内に今秋新築したことや、国道4号拡幅を見据えた民間開発の動きが沿線で見られる点などに触れ、「県内でこのようなチャンスはなかなかない」と指摘。「全町で対応できる体制を整えれば、人口減少を抑えて将来の目標人口に近づける」と述べた。
 高橋課長は「来年度からは新型コロナの影響による税収の落ち込みが予想され、財源確保がますます厳しくなる」とも話し、職員一人一人が効率的な事業の推進を心掛けるよう求めた。
 各課の予算要求書は12月11日が提出期限。年内にヒアリングを済ませ、来年1月中に内示される見込みだ。
写真=新年度予算編成方針の説明に耳を傾ける職員ら


購読のお申込み
新聞広告掲載料金とサイズ案内
新聞掲載写真の販売
困ったときの問い合わせ先
随想・寄稿・文芸などへの投稿
リニアコライダー
胆江地方について
写真

当ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は胆江日日新聞社に帰属します。
〒023-0042 岩手県奥州市水沢柳町8 TEL:0197-24-2244 FAX:0197-24-1281

ページの先頭へ移動