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胆江日日新聞
pickup : 祈り込めパフォーマンス コロナ禍で失われた披露機会 ちーむやなぎ 実現へ工夫凝らし(水沢真城)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2020-11-16 09:38:38 (359 ヒット)

 新型コロナウイルスの影響で演舞や演奏を披露する機会が少なくなっている団体などに発表の場を設けようと、水沢真城の若者グループ「ちーむやなぎ(仮)」(佐藤永匡代表)は15日、真城地区センターで「疫病退散祈願祭『祈り』」と銘打ったイベントを開催した。市内で太鼓や踊りなどに取り組む団体や個人が疫病退散を願いながら力いっぱいのパフォーマンスを披露し、地域に活気を呼び込んだ。

 同地区では、例年11月3日に開催する「真城まつり」も中止に追い込まれた。地元で伝統芸能や演奏に励む団体は、日ごろの練習成果を披露する場を失っており、地域からの「成果披露の場をちーむやなぎ主催で設けてほしい」との声に、有志が立ち上がった。
 9月から話し合いを重ね、感染拡大防止対策と両立できるイベント開催の方途を探ってきた。「事業の継続や集客を目的とするイベントとはしない」との方針を掲げ、出演団体は地元広報紙や口コミで募った。
 表立っての宣伝は行わなかったが、真城で喜寿を迎える人たちには招待状を発送。今年は敬老会も各地で中止が相次いでおり、パフォーマンス披露を楽しみにしている地域のお年寄りに観賞の場を設ける狙いだった。感染症対策に加え出演・観賞など多方面に心を配りながら、本番当日を迎えた。
 会場では、検温や手指消毒などのほか、「3密」を避ける対応も徹底。出演者と来場者の出入り口を分けたほか、観客席も椅子と椅子の間隔を広げるなど可能な限りの対策を講じた。
 出演者のうち、水沢の姉体太鼓「鳴鼓会」(及川賢一会長、会員16人)は、1月の成人式以来となる今年2度目のステージ。会員たちは、演奏ができなかった鬱憤を発散させるかのように、会場中に力強い太鼓の音色を響かせて観客を楽しませた。
 及川会長(61)は「メンバーには『ウイルスと共存していかなければならない。感染に気を付けて練習していこう』と声を掛け続けてきた。全員が気合の入ったいい演奏ができた」と汗を拭った。
 ちーむやなぎの佐藤代表(52)は「対策はしていても心配は尽きないが、他地域からも参加してもらい開催できて良かった。コロナさえなければやりたいことはたくさんある。状況を見極めながら地域を盛り上げる方法を探っていきたい」と話していた。
写真=約10カ月ぶりのステージで躍動する姉体太鼓のメンバーたち


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