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胆江日日新聞
pickup : フラワー装飾 日本一 県立農大2年の小泉玲那さん金賞 県勢初の快挙 努力結実、周囲に感謝(技能五輪全国大会)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2020-11-20 09:39:20 (233 ヒット)

 金ケ崎町六原の県立農業大学校花き経営科2年の小泉玲那さん(20)が、愛知県で今月開かれた第58回技能五輪全国大会のフラワー装飾職種で最高賞の金賞に輝いた。同職種での金賞獲得は県勢初の快挙。小泉さんは「先生方や先輩方の指導のおかげで立派な賞を頂けた」と周囲に感謝しながら、努力の末につかんだ喜びをかみ締めている。卒業後の22(令和4)年に中国・上海で開かれる第46回技能五輪国際大会に日本代表として出場できる見込みで、さらなる上達に意欲を示す。
 厚生労働省などが主催し、23歳以下の技術者が腕前を競う技能五輪全国大会。本年度は今月13ー16日、愛知県常滑市の県国際展示場を主会場に計40職種で行われた。

 フラワー装飾職種は14、15の両日に競技があり、各地から40人が出場。制限時間内に花束、ブライダルブーケ、サプライズ競技、テーブルアレンジメントの四つの課題に挑み、出来栄えを競った。
 小泉さんは「順位にこだわらず、練習の成果さえ発揮できれば」との気持ちで臨み、気品や独創性に富んだ作品を完成させた。「焦りもあり、完璧にはできなかった」と話すが、結果は唯一の金賞。銀賞はおらず、小泉さん一人がとりわけ高い評価を得たという。「金賞なんて取れるとは思っていなかったから、とにかく驚いた」と喜ぶ。
 フラワーデザインの授業以外でも日々研さん。師と仰ぐ八重樫光代講師の指導を受けながら、放課後も深夜まで黙々と腕を磨いた。
 今大会は、新型コロナウイルス感染症の影響で、無観客で行われた。一時は開催自体も危ぶまれたが、小泉さんは「開かれると信じて練習に集中してきた」と振り返る。
 「一輪でもきれいだが、花同士の相性を考えながら作品を仕上げると一層きれいになる」とフラワーアレンジメントの魅力を説明。「花が咲くとうれしくなり、心も癒やされる」と語る。最も好きな花はカスミソウ。「繊細で、周りの花を引き立てられるから」と笑みを広げる。
 学生寮で暮らす小泉さんは、青森県八戸市出身。幼少期から花々に親しみ、花屋をなりわいにしたいと同大学校に進学した。しかし近隣農家を巡るうち、「栽培の仕事に就きたい」と決意。来年3月の卒業後は花苗や野菜苗を販売する盛岡市の会社に勤める予定で、「良い花や野菜を育ててお客さまに届けたい」と意気込みを示す。社会人となってから挑む世界大会に向け、「仕事と両立させながら、腕を磨いていきたい」と活躍を誓う。
 担任で全国大会にも同行した三好智子主任講師は「とても真面目で責任感もある」と小泉さんを評価。菊池徹哉校長も「若者の強い意志を感じる。後輩の目標にもなるはず。精進を重ねて次の段階でも頑張って」とエールを送る。
 同全国大会では、県立産業技術短期大学校水沢校建築設備科2年の千葉浩斗さん(20)が、配管職種で銅賞を受賞している。
写真=第58回技能五輪全国大会のフラワー装飾職種で金賞に輝いた小泉玲那さん。メダルと賞状は年内にも届くという


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