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胆江日日新聞
pickup : 芝居好き集まり一芸 無観客も舞台楽しむ 瑛子語り草子の会 披露の場創出(水沢)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2020-11-23 09:41:52 (299 ヒット)

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、胆江管内でも数々の舞台・演劇が中止や延期、規模縮小などに追い込まれている中、瑛子語り草子の会(高橋瑛子代表)は22日、水沢東大通りの「うらら小劇場」で無観客公演「第1回持ち寄りシアター」を開催した。稽古の成果を披露する場を失っていた愛好者らが朗読や演劇、落語などそれぞれの一芸を持ち寄り発表。感染防止対策を徹底しながら久しぶりの舞台を楽しんだ。

 同会は今年3月に同劇場で公演を開催予定だったが、国内でも新型コロナの感染が拡大し始めており、土壇場で中止を決断。劇団「Zの風」代表の渡部明さんが後藤新平を題材に手掛ける市民劇は、今年12月に上演予定だったのが来年末に延期が決まるなど、仕事の合間を縫って稽古に励む人たちにとって、舞台に立てず気をもむまま過ごす日々が続いていたという。
 高橋代表は、演劇仲間たちにコロナ禍でうつうつとした気持ちを発散してもらおうと、詩の朗読などそれぞれの得意分野を持ち寄った公演を計画。観客は入れず、参加者それぞれが出演者と観客を兼ねることで「3密」を回避する特別公演にこぎつけた。
 感染症対策として、消毒やうがい、マスクの着用など基本的な対策を徹底。加えて舞台の前には飛沫防止のために透明のビニールシートを張り、演目の合間には窓やドアを開け放って空気を入れ替えるなど可能な限りの対策を実施した。
 演劇仲間13人が参加し、朗読劇や講談など7演目を上演。この日のために結成されたケンジの会は、店をたたもうと考えている店主と妻、酔客の3人がお茶漬けを巡って心温まるストーリーを展開する創作朗読劇を披露し、仲間たちを楽しませた。
 ケンジの会代表の佐藤賢治さん(49)は「軽い気持ちで参加したが、想像以上に緊張した。別の機会に今回の演目を発表してみたい」と充実の笑み。高橋代表は「今年は普段の取り組みを発表する場が全くなくなってしまった。仕事をしながらも芝居を続けたくて集まってくれる仲間たちにいい機会を設けられたのでは」と話していた。
写真=宮沢賢治の「鹿踊りのはじまり」を朗読する「てのひらの会」


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