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胆江日日新聞
pickup : 持続可能な地域農業へ バイオマス30%使用の米袋 環境配慮で新たに導入(JA江刺)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2020-11-24 09:40:20 (299 ヒット)

 JA江刺(小川節男組合長)は、20(令和2)年産新米の販売に合わせ、「バイオマス30%使用米袋」を新たに導入し、業務用米に使用している。プラスチックごみによる環境汚染の防止への取り組みが加速している社会状況を踏まえて取り入れた。「江刺金札米」が来年100周年の節目を迎えるのに当たり、環境に配慮して取り組む「江刺型農業(循環型農業)」を次世代につなぐ決意を新たにしている。
 バイオマスは、生物由来の持続的に再生可能な有機性資源。燃焼させた際に大気中のCO2を増加させず、温室効果ガスの削減につながる。同JAは環境保全を図り、石油資源の節約にもなる植物由来原料30%使用のポリ米袋を導入。同JAのブランド米「江刺金札米」の100周年記念事業の一環に位置付ける。

 同JA管内は「江刺型農業」に取り組んできた。家畜を飼育して堆肥を農地に還元し、農地から生まれる稲わら・もみ殻を家畜の餌や敷料にする循環型農業。国内外ではSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた取り組みも進められている現状がある。
 節目を迎える江刺金札米。次の100年を見据え、同JA営農推進部金札米販売課の谷謙治課長(42)は「これからも持続可能な地域農業・地域社会の実現へ向けて江刺型農業(循環型農業)を実践し、次世代につないでいきたい」と力を込める。
 同JAによると、米袋製造委託会社・のむら産業(株)東北営業所=仙台市=と今年3月から協議。同社はバイオマス10%使用米袋の製造実績がある。「30%」は現時点で使用できる最大の数値と考えられ、全国でも使用例は少ないという。
 米袋の品質・保管調査、耐久性調査などを同JAで実施し、導入を決定。米袋製造委託工場の検査を経て、業務用米に10月から活用している。同JAの業務用米は県南地域の企業の社員食堂やスーパーなどで販売の弁当、江刺地域内の学校給食で主に使われている。
 今後は、導入済みの業務用ひとめぼれ(10キロ)8150袋に加え、米袋の切り替えに合わせ20年産中に業務用無洗米ひとめぼれ(5キロ)4750袋もバイオマス30%使用米袋に移行する。主力のパック米関係は商品性質の点から変更予定はないが、白和紙(2、5、10キロ)7800袋は変更に向け検討中。将来計画としては年間販売数量全体(4万7500袋)のうち4割超(2万700袋)での使用を見込む。
写真=JA江刺が導入したバイオマス30%使用米袋


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