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胆江日日新聞
pickup : 高野長英の母と前沢の縁を今に 若葉会が紙芝居上演(前沢ふれあいセンター)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2021-01-19 09:39:03 (261 ヒット)

 前沢地域老人クラブ連合会の有志による大型紙芝居を創る会「若葉会」(高橋ハマ会長、会員7人)が手掛けた第17作「長英の母美也物語」の上演会が17日、前沢七日町裏の前沢ふれあいセンターで開かれた。会員と来場者ら21人が参加。水沢出身の蘭学者で医者の高野長英の母、美也の生涯と前沢との縁を紹介した。

 同会は04(平成16)年に発足し、現在は74ー94歳の会員が活動している。今回の紙芝居は、県高齢者社会貢献活動サポートセンターの「ご近所支え合い活動助成金」を活用し制作。昨年4月から8カ月かけ、13枚の絵を仕上げた。ふれあいセンター職員と前沢小学校の児童と共に、紙芝居の文章を読み上げた音声をカセットテープに録音した。
 美也は水沢の伊達家の家臣・後藤惣介との間に長英含め3人の男児を産むが、後に惣介が病死すると後藤家から実家の高野家へ移った。長英が勉学に励み、江戸で診療所兼塾の大観堂を開くと美也は長英の元へ移住。長英が蛮社の獄で捕らわれると、美也は弟の左馬之助が養子に入った前沢の茂木家で暮らした。「江戸っこばあさん」と地元で親しまれ、82歳で世を去った。
 上演では録音された音声を流しながら披露。長英が獄中から美也を思い、茂木家宛てに送った爪書や、脱獄した後に美也と再会するシーンも描いた。
 紙芝居の後は、高野長英記念館=水沢中上野町=の渡辺唱光館長が長英の生涯を解説。今回の紙芝居を「立派な史料」とたたえた。
 鑑賞した水沢高屋敷の佐藤秀昭さん(81)は、「子を思う母の姿を上手に表現していた。若葉会は地元の先人たちを後世につないでいくよい活動をしている。今後も続けてほしい」と感心していた。
 同会の鈴木秀悦さん(78)は「長英の偉大さと美也が慕われていたこと、前沢が長英の縁の地であることを伝えられた」と笑顔。紙芝居とテープは市立前沢図書館で借りることができる。
写真=前沢ふれあいセンターで上演された若葉会の紙芝居「長英の母美也物語」


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