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胆江日日新聞
pickup : きらり輝け可能性 スポーツで自己実現後押し 地域の企業団体も協力 県南支部が発足(知的障害・スペシャルオリンピックス)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2021-11-24 09:39:05 (176 ヒット)

 スポーツを通じ知的障害のある人たちの健康増進や社会参加を図るNPO法人スペシャルオリンピックス日本(SON)・岩手の県南ブランチ(支部)が23日、発足した。設立総会が水沢佐倉河のプラザイン水沢で開かれ、競技参加者と家族、支援者ら約70人が出席。今後開催する競技ごとの交流会を通じた仲間づくりを促しながら、大会への出場など自己実現を後押しできるよう取り組みの推進を誓った。

 SONは全国47都道府県に地区組織を置いており、知的障害のある人たちをアスリート、家族をファミリーと呼び、交流会や腕前を競う大会を開催している。県南では、水沢に本部を構える社会福祉法人ひまわり会とライオンズクラブ(LC)国際協会332ーB地区が支部設立を目指して準備を進め、9月に説明会を実施し賛同者を募った。
 本県には盛岡と気仙地区に支部があり、県南ブランチは3カ所目。胆江2市町を含む花巻から一関までの県南内陸部を区域としており、現時点では胆江2市町と一関、平泉に住む児童から53歳までの23人がアスリートに登録。事務局はひまわり会が担う。
 種目ごとに開催する交流会の運営では、水沢スポーツクラブや前沢いきいきスポーツランド、水沢第一高校などが協力。コーチ派遣や会場を提供する。陸上競技やボッチャ、ボウリング、水泳などの練習を各協力会場で行う計画だ。
 アスリートに登録するためには医師によるメディカルチェックが必要で、費用は県南ブランチが負担する。
 設立総会ではSON・岩手の平野ユキ子理事長が「コロナ禍で他のブランチが行事を縮小しなければならない中にあっても、多くの人たちが協力してくれたおかげで設立することができた。希望を与えてくれた県南ブランチに参加するアスリートのみんながMVP」とあいさつ。小沢昌記市長が祝辞を寄せたほか、LC国際協会332ーB地区から活動資金200万円の目録贈呈も行われた。
 アスリートを代表して、ひまわり会すてっぷの利用者、藤井康輔さん(19)=水沢桜屋敷=が「精いっぱい力を出して勝利を目指します」と宣誓した。
 総会後は、同会場でスポーツ交流会を開催。参加者はシャッフルボードとスマイル・ボウリングの2種類のニュースポーツに挑戦し競技を満喫した。
 県南ブランチの千葉裕克代表(66)=ひまわり会後援会理事=は「いろいろな人や施設の協力で設立することができて本当にありがたい。障害がある方々にスポーツの楽しさを体感してもらい、少しずつ興味を持つ人が増えてくれれば」と期待を込める。
 アスリートや活動を支援するボランティアを募集している。問い合わせは、ひまわり会(電話26・4682)へ。

 スペシャルオリンピックス 故ケネディ米大統領の妹ユニス・シュライバーさんが1962年、知的障害のある子どもたちを自宅庭に集めて開催したデイキャンプが始まり。知的障害のある人たちにオリンピック競技種目に準じたさまざまなスポーツトレーニングと競技の場を年間を通じて提供し、健康増進や自立、社会参画の促進を目指す。現在は170を超える国と地域で、450万人の知的障害者と140万人のボランティアが活動しているという。
写真=SON・岩手の県南ブランチ設立総会で、アスリート代表で宣誓の言葉を述べた藤井康輔さん


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