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胆江日日新聞
pickup : 「輔八坂」を描く 来月20日、第21回奥州前沢劇場 2年ぶり公演へ稽古熱(前沢ふれあいセンター)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2022-01-16 09:39:05 (453 ヒット)

 第21回奥州前沢劇場「老いの名の坂〜輔八坂の軌跡〜」は2月20日、前沢七日町裏の前沢ふれあいセンターで上演される。新型コロナウイルス感染症の影響で昨年は中止となっており、予定通り進めば2年ぶりの開催。20回公演の節目を機に、後進育成を目指し始めた「前沢小劇場」で脚本デビューした大森悠平さん(25)=前沢山下=が担当。自身にとっても思い出深いという前沢の坂道の知られざるドラマを、キャストやスタッフら総勢約50人で描き出す。午前10時半と午後2時の2回公演する。

 感染防止のため関係者が一堂に会する「旗揚げ」をせず、昨年11月下旬から練習を開始。現在は週3回、同センターで稽古に励む。小道具の見せ方一つにしても、役ごとの年齢設定に合わせた扱い方をみんなで考えており、妥協のない姿勢を貫く。今月下旬には衣装などを整えて舞台稽古に臨む。
 物語の舞台は、前沢山下の霊桃寺と熊野神社の間にある小さな坂「輔八坂」。前沢を愛し、たった1人で坂の改修にあたった大久保輔八と、周囲の人たちを描く。1幕10場構成で、上演時間は約60分。
 脚本の大森さんは、小学4年生から前沢劇場に出演。20年10月の前沢小劇場で初めて脚本を務め、翌年も手掛けた。大森さんにとって輔八坂はかつての通学路であり、そり遊びをした思い出も詰まった大切な場所。「生まれ育った前沢への深い愛が、見てくれた人たちに伝わってくれたら」と話す。2月13日には県立前沢明峰支援学校の児童生徒などの前で公開リハーサルを予定している。
 全席指定の前売り券は同センターなどで販売中。一般1000円、高校生以下500円。いずれも当日券は200円増。問い合わせは同センター(電話56・7100)へ。

あらすじ

 霊桃寺と熊野神社の間にある小さな坂、輔八坂。今は、あまり使われることがなく、どこにあるのかさえも知らない人も多い。しかし、この輔八坂には、大きなドラマがあった。
 大久保輔八は、もともと下級武士ではあったが、その給金だけでは生活ができず、百姓と一緒に米作りもしていた。そのために米穀検査員も引き受け、その優れた鑑識眼で、県下で名も知られていた。
 前沢を愛し、前沢のために生きてきた輔八が、最後に力を注いだのは、胆沢や衣川との交通路をつくることだった。
 明治32年。70歳にして、名もなき作業道の改修にたった一人で挑んでいった輔八。その後の前沢の発展は、この輔八坂のおかげでもあった。
写真=2年ぶりの上演に向け、稽古に熱が入るキャストら


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