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胆江日日新聞
pickup : 市街地に「雪山」次々 昨冬に引き続き建物被害懸念 除雪中の事故注意を(胆江)
投稿者 : tanko 投稿日時: 2022-01-19 09:42:08 (408 ヒット)

 記録的な大雪に見舞われた昨冬に続き、胆江地方は今シーズンも連日の降雪に悩まされている。市街地や住宅地では、除排雪が追い付かず路肩や歩道脇に雪山が出現。先週の前半には暴風雪が吹き荒れる冬の嵐となり、倒木や建物被害も発生した。民家などの屋根に積もった雪は数十センチにも及び、軒下への落雪や雪下ろし作業中の事故に注意が必要だ。

 仙台管区気象台によると、観測点のある北上市の累積降雪量は平年を上回り、18日午前9時現在の積雪深は平年の3倍に達するなど県南内陸部でのまとまった降雪が目立つ。同日も冬型の気圧配置が強まり、胆江地方では日中を中心に雪が降り続いた。県の観測では同日午後1時までの24時間に江刺岩谷堂と衣川古戸で13センチの降雪量を記録した。
 今月15日、花巻市で車庫兼物置小屋の一部が崩れ、30代の女性が下敷きになり死亡する事故が発生。屋根に積もった雪の重みで倒壊したとみられている。昨冬、同地方でもカーポートや農業用ビニールハウスなどの損壊被害が相次いだ。倒壊を未然に防ぐためには雪下ろしが必要となるが、作業に当たっては命綱の装着や複数人で実施するなど十分な安全対策が欠かせない。
 国土交通省によると、多雪の年には雪下ろし中の転落など全国で1000件超の事故が発生し、100人以上が亡くなっている。約8割は65歳以上の高齢者による事故という。
 事故形態の最多は屋根からの転落だが、除雪機による事故や屋根からの落雪、水路などへの転落も。同省は、これら除雪作業中の安全対策や注意点をまとめた「雪下ろし安全10箇条」を作成し、事故防止を呼び掛ける。
 過去にさかのぼれば、同地方でも屋根からの転落事故や、軒下で落雪の下敷きになる死亡事故が発生。記録的な大雪となった昨冬は、除雪作業中のトラクターが横転し、運転していた高齢男性が亡くなっている。
 降雪期はこれからが本番。十分な安全対策を講じた上で除雪作業を進めると同時に、頭上の安全にも気を配りたい。凍結や圧雪など悪い道路状況もしばらく続きそうで、車の運転にも注意が必要だ。
写真=除雪により積み上げられた「雪山」に埋もれるペガサス像=水沢横町地内、13日撮影


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